好きな作家さん

d0073690_22214.jpg最近、小説を読むことが昔に比べてすごく減った。前は読む本といえば9割小説だったのだが、今は反対に全体の1割程度。増えたのがノンフィクションと人文書、あとビジネス書。家の本棚を見たら、あまりに小説が増えてないので、このままじゃ今年の「本屋大賞」にエントリーできん!と今焦って面白そうな小説を探しています。とりあえず我が家の本棚に並ぶボクの好きな作家さんたちの棚を写真に収めたので、お披露目。

#2 好きな作家さんの本 ~世界の中心で、本棚をいじる~

書店員で文芸書の担当していたら、この背表紙だけでひょっとすると全ての装丁まで浮かぶかもしれませんね。ちなみに新作が出たら問答無用で購入する作家は一人だけ。その人の本は全てハードカバーで揃ってます。しかも特に思いいれのあるものは、ハードカバーで2冊。文庫で1冊持っているというアホさです。さて、我が家の本棚の小説コーナーに並ぶ作家さんは・・・。

1 大崎善生

新刊が出たら絶対に買う唯一の作家。
そして、デビュー作(小説での)の「パイロットフィッシュ」は、なぜかハードカバーで2冊、文庫で1冊、計3冊も持っているのです。コレには理由があって、一番最初に買ったハードカバーは、気に入ったところに付箋を貼ったり、線を引いたり、折り目をつけたりしたのですごく汚れているのです。コレが気に入らなくて、1冊キレイなものをと思ってハードカバーは2冊購入。文庫は、人に貸す用。

そして、ボクが書店員になって初めてやった、小説での仕掛け販売第1弾の作品もこのパイロットフィッシュ。

今でも覚えているのが、角川書店にビビリながら、
「素晴らしい本なので絶対に売れますし、大好きな本なので絶対に売りますから・・・ひゃ、100冊お願いします」
と電話をしたこと。
(当時、未熟なボクは、根本的に仕掛け販売って何冊くらい売れるのか検討も付かなかったのです)

最初の注文受付窓口のところでは簡単に、「調整入ります」。
とあしらわれたのですが、そこはまだ純粋だったボク、
「文庫の営業に回してください!」
と粘り、この本を売るために書店員になったくらいのことを角川書店の文庫営業担当者さんに
力説し、何とか100冊そのまま送ってもらうことを確約したのです。その節はありがとうございました。角川書店の営業Kさん。

結局この仕掛け販売は、ボクの予想をはるかに超え、3ヶ月で300冊、1年で500冊近く売れました。今でもこの数字を目標に仕掛け販売をボクはやっています。


2 吉田修一

芥川賞受賞作の「パーク・ライフ」でおおはまりしました。
この小説の舞台になっている、日比谷公園のすぐ傍のレストランで結婚式を挙げたボクにとって、この本は特別。思いで深い風景が素晴らしい文章でこの小説のいたるところにちりばめられているのです。この作家の風景描写がボクはたまらなく好きなのでっす。

3 絲山秋子

芥川賞受賞作家。ボクがこの作家に一気にはまったのは、「袋小路の男」から。
ボクは、この人のさりげない言い回しに、日本語の美しさを強く感じてしまうのです。

その他、この棚には、
蓮見圭一、小川洋子、東野圭吾、石田衣良、村上春樹などが並んでいます。


さて、ボクという書店人は、こんな人たちの小説に感銘を受け、書店人として今も面白い小説はないかなぁ・・・、と毎日ワクワクしながら新刊の箱を開けているのですなぁ。
今年の本屋大賞にエントリーするための本を来年の1月末までにピックアップしなきゃ!
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by pilotfish73 | 2006-11-23 02:56 | 雑記


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