煥乎堂前橋本店

d0073690_12365489.jpg本屋回遊記目指せ全国制覇ツアー第1弾、北関東編4店舗目は前橋の老舗煥乎堂前橋本店でございます。やっぱりこういった地元密着の書店というのは地方にいるとあまり知らないものですね。今回初めて煥乎堂という書店の名前を知りました。

#56 煥乎堂前橋本店
群馬県3 前橋市3
前橋市本町1丁目2−13
027-235-8111

アートフリッツセンターを出て、次に向かうのが煥乎堂前橋本店。地図を見ながら進んだのだが、ちょっと迷った。映画、「県庁の星」に出てきそうな前橋県庁ビルの前を通り、おぉ・・・こんな立派な建物を税金で作っちゃっていいんかい?と突然納税者であることを実感しながらも(といっても前橋市民ではない)、立派できれいな建物だなぁ・・・と県庁ビルを横目に煥乎堂前橋本店を目指す。やっと見つけた煥乎堂には駐車場が無かったので、近隣の100円パーキングに駐車し、いざ煥乎堂前橋本店へ。
*後で知ったのですが、近隣の駐車場によってはお買い物1000円以上で30~60分の駐車券がでるみたい。

ふ~ん。予想外に立派です(失礼!)。
さすが明治初年創業、県内随一の「書籍の宝庫」とHPで言っているだけあるなぁ。
店内はクラッシック・モダンをテーマにした歴史を感じるインテリア(HPより)らしく、実際にそんな感じだ。一番感じたのは通路の広さ。場所によっては無駄とも感じるくらい通路にゆとりがあり他のお客さんを気にする必要がなさそうです。

さてさて、2階を拝見。
2階は専門書、人文書、ビジネス書、選書、新書など。理工書の品揃えはなかなかのものだが、理工書がコレだけ揃っている割にはビジネス書の品揃えが極端に薄い気がする。あまりチカラを入れていないのか、棚のメンテナンスもあまりされている様子はない。
しかし、階段脇にある芸術・デザイン書のコーナーがかなり面白い。なんだかABC六本木店の音楽・映画本コーナーを彷彿させるようなエリアだ。ふむふむ。在庫量を抑え、そのぶん見せ方にこだわって面陳と空間をうまく使っている。やはりデザイン書コーナーは空間の活かし方が大切ですなぁ。

d0073690_1345246.jpgこのコーナー脇で、とても素敵で変な雑誌を発見。
その名も、「きのこ」。

その名の通り、きのこをめぐるカルチャーマガジンだって。あまりの変ぶりに創刊号を買っちゃいました。創刊号の表紙には、「くらしにきのこを!」だって!中身も素晴らしいほどきのこだらけ。お菓子のきのこの山発売の由来は、1969年にすでに発売されていたアポロ(チョコ)が当時まだ反響が弱くて、何かアポロの製造ラインを利用して新しいお菓子を作れないかと考案されたものだとか、「きのこLife」なんていう漫画まで。こんなに真剣にきのこだけを語ったこんな雑誌を作っている人たちがいるなんて感激です。ってボクは別にきのこに興味があるわけではないのですが・・・。ボクこういう何か一つに夢中なアホな人大好きなのだ。

隔月刊MOOK「きのこ」コーナーを見て、奥さんと「ふふふ・・・」と笑いながら1階へ。
1階は雑誌、文芸書、文庫、新刊など。入口新刊コーナーはなかなか堅い本もしっかりと揃えてあり、見ごたえ十分。その他コーナー組みも他ではあまり見ない、「短編小説フェア」などなかなか面白い。。。

d0073690_1321188.jpgここでまた一つ、他で見ることの無い棚?を発見。横山秀夫の電光プレートまである常設棚?ん?
なぜだxxx。

おぉ・・・、そういえば横山秀夫は元新聞記者だった気が・・・。
そうそう、地元上毛新聞の元記者だったからだ。それでご当地作家として棚が常設されているんだ。ふ~ん、粋な計らいですねぇ。。こういう地元密着の精神こそが書店に一番必要なことのような気がします。結局ご近所商売の書店においては、地元の文化発信の拠点であることが重要だとボクは思いますねぇ。これ素敵です。ナイスです。よく地元作家コーナーってありますが、やはりここまで完全に常設棚として電光プレートまであると心意気を感じますね。ウチでも作りたいなぁ。。。

煥乎堂前橋本店はさすが明治初年創業だけあって、老舗の貫禄を十分に発揮した素敵な本屋さんでした。


煥乎堂前橋本店
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by pilotfish73 | 2007-06-21 13:33 | 本屋回遊記


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