いまじん春日井南店

d0073690_2022973.jpg最近、忙しい。
そして奥さまも忙しくて、せっかくのお休みというのに奥さまが出張だったり、出かけるつもりがあまりの疲れからか、起きたら昼過ぎだったりと散々なのだ。そしてボクはと言えば、本屋さん巡りが出来ずにストレス絶頂。ピーク。よくよくボクは本屋さんがすきなのだと、実感した。

#64 いまじん春日井南店
愛知県4
愛知県春日井市美濃町2丁目3番地
0568-35-5900

ある日のこと、大手児童書出版社の営業さんが、いつも通り営業にきて突然、「からすやまさんブログ書いていませんか?」と・・・。!?
う~ん、まずい。バレタ。変な汗を拭きながら、しどろもどろに言い訳をしたが結局のところ完全にばれているのだ。ばれたのであれば仕方が無い。開き直って、何なら各地の本屋さんに営業に行っている、云わばある意味本屋めぐりのプロ中のプロである出版社営業さんに素敵な本屋さんを聞いてしまおう!と作戦を変更。

いまじんさんはいいですよ」

最初に教えていただいたのが、そう。今回の回遊先「いまじん」です。
実は、いまじんに関しては業界内の知人からの評判はあまり良いものではなかった。結構そちらのマイナスな意見が多かったように思う。しかし、版元営業さんの評判は良いものが多かった。この違いは何なのであろう?う~ん、疑問だ。結局その答えはお店を見てもわからなかった。というのも、いまじん春日井南店を見てマイナス意見が出る理由がわからなかったからだ。

d0073690_1212386.jpgさぁ、いざいまじん春日井南店へ。

入口を入るとまず風除室があり、そこにはあの有名な「カバーおかけしますか?」の作品が展示されている。これは一般の方から募集したブックカバーデザインを、実際にいまじんのブックカバーとして採用しているものだ。

今回ボクも本を買った際、1冊につけてもらったが、コレは素敵な試みですね。自分がデザインしたカバーが、書店のブックカバーとして多くの人に利用されるというのは嬉しいことでしょう。

その他、主要新聞社の書評がずらりと並んでいる。風除室の時点ですでにこの書店に対する期待値が非常に高くなり、ワクワクする。なんかいい予感だぞ。



d0073690_1205716.jpgさて、店内に入ると、いきなりの吹き抜けが開放的だ。BGMも最適な音量で入店時はジャズボーカルがかかっていた。BGMと店内の照明と天井の高さがまるで計算されたかのようなバランスで、非常に明るい気持ちにさせてくれる。コレは珍しい感覚だ。

訪れたのは平日の昼過ぎだったが、お客さんが多く大変活気がある。早速雑誌売場から見始めたが、その雑誌コーナーをぐるりと囲むようにゾーン分けされた各ジャンルの売場が、什器の色を変えながら配置されており、それはまるで各ジャンルの専門書店が1店舗の中に終結しているようで大変興味深いつくりなのだ。店舗レイアウトの設計時点からこの書店は優れているのだ。さぁ、ハード部分はある意味郊外型書店の最先端を行っていると思えるほど優れているが中身はどうだ。

いやぁ、これがまた良いのです。

各部門ごとに結構な時間を費やして見て回ったが、どこも棚メンテナンスが行き届いているだけではなく、しっかりと独自の提案がされていて見ごたえがある。本屋さんの顔とも言える文芸書コーナーでは、おぉこの作家ってこんな本出していたんだと次々に面陳されている本を手に取っていた。
途中で見たビジネス部門は若干見劣りしたが、それでもこのいまじん春日井南店の中では、というレベルで、他が良かったがゆえにだ。

特に秀逸な売場を作り上げていたのは趣味のゾーンで、車、電車、ミリタリー、アウトドアなど雑誌のバックナンバーやムックを数多く取り揃えて品揃えの幅が大変広く長時間いても飽きることがない。そしてそんな長時間の選書が苦にならないよう、各ゾーンの真ん中には机とソファーを堂々とおいてある。これは盲点だった。どうしても選書用のソファーや椅子などは売場の端や棚の端にひっそりと置いてしまいがちだが、売場の中心におくことによって利用マナーも良くなり、売場全体に落ち着いた安定感をもたらすのだ。うーむ。良い意味で確信犯ですな。

結局約3時間弱を費やし、気がつくと奥さまが手に2冊、ボクが3冊の本を持っていた。
よい書店だと奥さまがボクを呼びにきたりせず、いつの間にか購入本を手に持っているのだ。つまらないところだと、ある一定時間過ぎるといつの間にか奥さまがボクの後ろに立っていて、まるで「まだ?」とでも言いたそうについて回る。結局このいまじん春日井南店で奥さまがボクの後ろに無言で立つことはなく、二人とも満喫。

うーん。
いまじん春日井南店。初めて同じ郊外型書店で完敗と感じた。悔しいぜ。


いまじん春日井南店
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by pilotfish73 | 2007-09-26 02:22 | 本屋回遊記


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