カテゴリ:本屋回遊記( 85 )

café & books biblioteque 福岡・天神

d0073690_3242841.jpg長崎佐世保から浜松へ帰る前に、福岡天神経由で大橋にある奥さま方祖母宅に寄った。91歳になるおばあちゃんはひ孫に初めて会えてとても嬉しそうだった。佐世保のおばあちゃんが、会えなかったぶん大橋へ兄夫婦と寄ったのだが、姪にとっても祖母にとっても、そして我々にとっても意義のある訪問となった。血の繋がりとは、感慨深いものだ。

#63 café & books biblioteque 福岡・天神
福岡県7 福岡市7
福岡県福岡市中央区天神2-10-3 VIORO B1F
TEL:092-752-7443

さて、大橋を後にし兄夫婦とも天神で別れ、我々夫婦ももう浜松に帰るだけとなったので、新幹線の時間までを利用して天神の書店を1件だけ見ることにした。天神駅から徒歩1分で行けて、しかもおいしいコーヒーが飲めるところ。そう、カフェ&ブックス ビブリオテークです。
暑い中結構な距離を歩いたのと二日間の疲れとで、とにかく少しでもいいからゆっくりと休憩を取りたい。それでもせっかく天神を通過するのに書店の一つ回らないなんて、本屋の旅人からすやまの名に廃るxxx。などなど、まぁそんなボクの思いを全て満たしてくれたのがカフェ&ブックスビブリオテークなのです。

こちらはブックス&カフェではなく、カフェ&と先にカフェがくるだけあって、メインはやはりカフェ。本屋さんのスペースは非常に狭いが、その狭いスペースを有効活用して本をたくさん綺麗に並べている。カフェのスペースは全体の8割くらいで、シャレた雰囲気のせいか若い女性客が多い。奥さんと一緒に来ているので違和感は全くないが、男性一人だとちょっと緊張するかも。

とにかく疲れて喉カラカラだったので、アイスコーヒーととってもおいしそうな温かいガトーショコラ アイスクリーム添えというのを注文した。いやぁ、温かいと冷たいの組み合わせってこんなにおいしいのですねぇ。。これ奥さんが注文したのに、結局ボクのほうがたくさん食べちゃった。

さてさて、本屋さんスペースをちょっと覗いてみる。
真ん中の什器がシャレていて良い。意外と使い勝手も良さそうだ。
本は写真集やデザイン系の洋書が中心。ボクの好きなピーターサザーランドの「Pedal」もおいてある。おぉナイスチョイスです。その他、ファイドンの和書などもおいてあり、全体の統一感が大切にされている印象が強い。バイヤーさんの趣向がはっきりと現れておりますねぇ。。

d0073690_4275178.jpg結局ここでボクが買ったのは本ではなく一冊のノート。MOLESKINE。CLASSICのRuled。以前からとても気になっていて、使ってみたいと思っていたのだが、1冊1.890円もするので躊躇していた。
でも、紀行作家ブルース・チャトウィンが、「この手帳をなくすことは、パスポートをなくすのと同じくらい私にとっては災難だ」と言い残したことによって伝説のノートになった・・・、などという話を聞くと使ってみたくなるではないか。しかもMOLESKINEを買うにはビブリオテークのオシャレさが後押しをするのです?と、まぁ色々な理由を自分なりに見つけてついに買いました。そして、今このノートに自分の本屋さんで使えそうなアイデアを次々に書いています。このノートに書き込んだ全てのアイデアがお店で実践できたとき、ボクのお店はどんな素敵な本屋さんになるのでしょぅ。ワクワクするのだ。

レジでMOLESKINを買うとき、店員さんに本はどうやって仕入れしているのか尋ねたところ、全てバイヤーさんが選び、洋版などは通さず全て直でやっていると教えてくれました。「結構大変なのです」と言ってました。そうだろうなぁ・・・。

今回、ビブリオテークでおいしいコーヒーを飲み、念願のMOLESKINEを手に入れ満足したのですが、時間が許すのであれば、もう一度キューブリックに行きたかったなぁ。。。と思ってしまった。
まぁ、キューブリックはまた次回、本屋巡りで福岡に来たときに!


café & books bibliot
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by pilotfish73 | 2007-08-24 05:11 | 本屋回遊記

金明堂書店フレスタ店

d0073690_20253565.jpg突然の長崎佐世保3日目。この日は途中福岡の大橋へ立ち寄ってから浜松へ帰るだけ。時間もあまりないので、朝からバタバタと忙しい。この忙しい中、疲れを癒してくれるのは二日間行動を共にしている奥さん方兄夫婦のベイビー。愛しの姪っ子。可愛くて仕方が無い。姪っ子のおかげでこの強行軍も素敵な想い出になりそうだ。。。そんな姪っ子が佐世保駅で電車待ちの間、ツシマヤマネコの被り物に夢中になっている隙に、ボクはと言えばまたしても本屋さんだ。

#62 金明堂書店フレスタ店
長崎県1
佐世保市三浦町21−1
フレスタSASEBO 3F
0956-42-0711

電車が来るまでおよそ40分。
駅前に本屋さんを見つけてしまったので、このまま帰るわけにはいかないのが本屋回遊記党党首(なんじゃそりゃ)からすやまの使命である。ここは可愛い姪っ子と離れてでも、本屋さんを見てこなければいけないので、兄夫婦・姪っ子・奥さんと別行動でフレスタSASEBO内の金明堂書店へと向かう。

佐世保駅に併設しているフレスタSASEBOの3階に金明堂書店はあった。
まだ出来て間もないのか、店内はとてもきれい。入口正面の平台では恒例の集英社文庫ナツイチフェアが開催されている。およそ100坪程度の店内は外からの太陽光がよく入り明るく清潔感があってとても良い。

d0073690_2324664.jpg入口付近で見つけたタウン誌、ながさきプレス8月号を早速手に取る。タウン誌好きとしては、これは手に入れなければ。。。

さて、時間もあまりないので、早速店内をぐるりと一周する。ほほぅ。非常にスタンダードな書店なのだ。特徴が無いことが特徴と言えるほど普通の書店。ここまで普通の書店を見たのも久しぶりな気がする。コレは決して悪いわけではない。整理整頓は行き届いているし、小さいながらコーナー組みも目を引く。課題図書のコーナーなどはおおきなひまわりの飾りつけが素敵だったし、メディア化コーナーのPOPも大きくシンプルでわかりやすい。限られたスペースと入荷商材で出来ることを丁寧にやっているのが伝わってくる。。。


このような丁寧な売場は面白味に欠けるが、ボクは結構好きだ。うん。
ただ、この丁寧な売場のアクセントとして一つでも独自展開のコーナー組みや商材があると更に良いと思うのだ。それがあるとないとでは、その書店全体の印象が大きく変わるし、お客さんとしても目が楽しいと思うのだ。そんなに難しいことじゃぁない気がするのだけどね。。。

あっという間の長崎でした。

金明堂書店フレスタ店
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by pilotfish73 | 2007-08-17 23:07 | 本屋回遊記

BOOK KIOSK京都駅新幹線改札内店

d0073690_02059.jpg7月下旬に突然九州は佐世保に行ってきた。朝出社して、雑誌・新刊・注文品を出して定期改正をして発注して早退し、午後に浜松を出発。新幹線で博多まで行き、博多から特急みどりで佐世保へ。約7時間の強行軍。今回は計画された旅ではなく、書店を見る気も無かったのだが、乗り継ぎのために途中下車した京都で30分以上の待ち時間があったため、駅弁を買うためにふらふらホームから降りたら書店発見。悲しいかな、書店を見つけてしまうとどんなときでも血が騒ぐ。覗かずにはいられない。そんなわけで、本屋回遊記全国制覇編、京都なんちゃって制覇です。

#61 BOOK KIOSK京都駅新幹線改札内店
京都府1
京都駅新幹線改札内

すでに京都に着いた時点で疲れ気味でしたが、とりあえず駅弁を買おうと奥さまとホームから下に降りると、おおぅ。なんと書店があるではないですか。ブックキヨスクですよ。そしてここは京都。う~ん、京都の書店はまだどこも見たことがない。なんちゃって京都制覇にしちゃおうではないか、とあくまの声がささやく。

まぁ、そんなことは別にして書店がそこにあったら覗かずにはいられない性分であるボクは、早速中を覗いてみる。まぁ、キヨスクですからベストセラーや雑誌の商品量が多いだけの普通の店だと思っていたら、変な特徴がありました。

d0073690_1182364.jpgなんと、ゴルゴ13が全巻揃っていたのです。
コミックの棚上から4段、全てゴルゴ13なのです。

ゴルゴ13が全巻揃っている新刊書店を見るのはここが初めてでした。いやぁ、それにしても全145巻が揃っている様は何ともいえませんなぁ。それにしても、どのような理由でゴルゴを全巻そろえているのでしょうか。そんなに売れるのかなぁ。ワンピース全巻置くのでもなく、こち亀全巻置くのでもなく、なぜゴルゴなのか。

新幹線を使って出張をするビジネスマンが新幹線で時間つぶしに読む漫画No.1はゴルゴ13である、なんていう統計は絶対にないだろうし、そもそもどの巻から読んでもそこそこ楽しめるのであれば、こち亀でもいいだろう。巻数でいったらこちらも全156巻とむしろゴルゴ13よりも多い。いや、そもそも巻数勝負ではないから、きっとその内容が全巻置いてもらえるかどうかの分かれ道なのだろう。う~ん、それが何なのか知りたいxxx。

結局なぜゴルゴ13が全巻あるのか判明しなかったが、さすが京都駅新幹線改札内の書店だけあって、一般書店とは違ったものが違った在庫量で興味深かった。ゴルゴ13全巻揃いにも驚いたが、日経ビジネス人文庫の平積み量にも驚いた。やはりビジネス人向けの品揃えなのですねぇ。

まぁ、時間も無かったのでじっくりと見ることはできませんでしたが、どんな特徴であれ、何かしらの特徴がある書店を見ることは楽しい。そしてその理由を考えるのが楽しい。

魅力的な書店が多いと言われている京都は、いずれ本腰を入れて本屋巡りをしたい土地。
このなんちゃって京都制覇で終わるつもりはないのだ。


BOOK KIOSK
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by pilotfish73 | 2007-08-15 02:14 | 本屋回遊記

ヨシダ書店

d0073690_23385764.jpg彦根へ本屋巡りに行ってからあっという間に2週間経ってしまった。その後、九州へ突然行ったり、風邪を引いたりとなかなか落ち着いてパソコンに向かう時間がなく、気がついたら本屋巡り記事も仕掛けどうでしょぅ記事もたくさん溜まっています。あらら。

#60 ヨシダ書店
滋賀県2
滋賀県彦根市京町3丁目3-21
0749-22-0163

そんなわけで、随分前ですが彦根にハイパーブックスを見に行った帰り、なんだか消化不良な気がしてたまらなくなり、せめてもう1店舗地元の書店を!と車でぐるぐる回って見つけた書店に飛び込んだ。ソレがこのヨシダ書店。。。いやぁ、完全に昔ながらの町の本屋さん。。。

ここヨシダ書店がある通りは、2年ほど前に通りにある様々なお店の外観を古い感じで統一させたとのこと。通り全体が、古い町並み風で統一感があってよい。
さて、そのヨシダ書店ですが、中に入ると下はコンクリート。入ってすぐ左手は全体的に成人系雑誌とコミック。う~ん、昔ながらの町の本屋さんって結構成人雑誌の扱い率が高い。町の書店が生き残るには、色々あるのだ。うん。

まぁ、予想通りだったと思いきや、奥に行くと歴史関連の書籍がどっさり。棚一面歴史関連本なのだ。しかも地元に関する歴史書を文庫やら新書までしっかりとチョイスして並べている。
おぉぅ。予想外でなかなか驚いたぞ。
以前、福岡のジュンク堂で買った安土城関連の書籍を出版していたサンライズ出版の本がどっさりとある。よく見ると、このサンライズ出版は地元の出版社じゃぁないですか。しかもここの本、興味深い歴史書が盛りだくさん。いやぁ、良い出版社さんが彦根市にはありますなぁ。

d0073690_0131755.jpgそんなわけで、ちょっとしたナイスサプライズがあったヨシダ書店にて購入した本を並べてみました。

① 滋賀本 京阪神エルマガジン社
② み~な 琵琶湖から Vol.95
   発行:長浜みーな協会 版下:サンライズ出版
③ 巨樹の誘惑 青山舎

他県の書店へ行く際の、ボクの一番の楽しみ。
それは、タウン誌を買って読むことと、その土地の出版社の本で、興味深い本を見つけること。
やはりタウン誌は、その土地の暮らしが見えて楽しい。そして、その土地に根付いている出版社が出している本というのは、通常全国に流通していないものが多いが、興味深い本が大変多い。まぁ、平たく言えば変な本が多いのだ。

結局初滋賀県は歴史ある彦根市に大満足したが、書店を満喫することはできなかった。。。
残念!!というわけで、いつの日かリベンジ滋賀県なのだ。

ヨシダ書店
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by pilotfish73 | 2007-08-08 00:34 | 本屋回遊記

ハイパーブックス彦根店

d0073690_20193615.jpg本屋回遊記目指せ全国制覇・日帰りで行ける所から行っちゃえばいいじゃん編第1弾は、滋賀県彦根市のハイパーブックス彦根店へ行ってきました。

#59 ハイパーブックス彦根店
滋賀県1
彦根市戸賀町145−2
0749-30-5151

朝7時半に起床。
さぁ、今日は初滋賀県上陸なのだ。気合が入る。
浜松を9時半に出発し、東名高速→名神高速と車を飛ばす。予想よりもあっという間に愛知、岐阜を抜け滋賀に入る。途中関ヶ原ICあたりで前も見えなくなるくらいの激しい雨に見舞われるが、あっという間に晴れ間を見せ、11時半過ぎに無事彦根IC到着。
おぉ、たったの2時間ちょっとでお隣のまたその隣のまたまたその隣の県まで来れちゃうのですかぁ・・・。いやぁビバ高速道路ですよ。

さてさて、無事彦根に到着した我々一行ですが(と言ってもいつもと同じ、ボクと奥様だけです)、初めての町に来ていきなり本屋さんへ直行などという味気ないことはいたしません。

からすやまは、あることを奥様と決めたのです。

これからの本屋回遊記全国制覇様々ツアーは、食・文化・本屋の3本柱なのです。
食担当はもちろん奥様。文化・本屋担当がボクです。

そして記念すべき第1回の食部門は、たねやの水羊羹とクラブハリエのバームクーヘン。
これ絶品です。どっちもうまい。あまり色々書くとグルメリポートになってしまうので、絶品!とだけ。

d0073690_22103233.jpg文化編はやはり彦根といえば・・・、そう国宝四城の一つ彦根城です。彦根城は我々浜松人(厳密には引佐)にとって実は縁のあるお城なのです。井伊家発祥の地が浜松市引佐町井伊谷で、徳川四天王の一人井伊直政は近江国彦根藩の初代藩主。

まぁ、そんなことは関係なくせっかく彦根に行くのなら城好き、石垣好きのボクとしては見ないわけにはいかない!というわけで彦根城を見てきました。が・・・、天守に着いたと同時にどしゃぶり!!ひどいじゃなかっ!彦根城。
仕方が無いので、天守横にあった売店で傘を買い、城内へ。いやぁ、素敵です。400年の歴史ある木の香りと、刻まれた歴史を感じ興奮。残念だったのはどしゃぶりの雨のせいで、天守閣から琵琶湖がよく見えなかったこと。天気が良かったら最高の眺めだっただろうなぁ・・・。

とまぁ、そんなワケで彦根の食と文化を堪能し、目指すはハイパーブックス彦根店。。。
彦根城を出て車で10分ほどでハイパーブックスに到着。
おぉ、想像以上にでかいぞ!と朝から興奮しっぱなしの状態で早速店内へ。

入口は2箇所、ボクが入った入口はいきなり正面が文具売場。ふ~ん。
で、文具売場を抜けると文庫・新書の新刊と文芸書のメイン売場。文庫新書は新刊なのでもちろん真新しい商材ばかりなのだが、文芸書が古い。ケーター小説が多く、仕掛け販売はウチで今年の初めに仕掛けていたサンクチュアリ出版の「五つ星のお付き合い」など・・・、う~ん。。。

品揃えという観点で捕らえると専門書や人文書、文芸書なども量は多いのだが、本がばたばたと倒れているコミック棚、専門書の棚、ぎゅうぎゅうに詰まっている人文書の棚、背表紙が焼けて色あせてる新書棚など、その質を見るとポテンシャルを生かしきれていない様子。まぁ、これだけ大きな書店なので週末に大量に売れて、まだ補充商品が入ってきていないだけかもしれないが、ナショナルチェーンではどれだけ売れてもこんな棚はない。

雑誌棚を見ても鱗陳列だらけで、ほとんどの棚がパンパン。見たい雑誌があっても非常に抜きにくく、一回抜くと戻しにくい。商品量もアイテム数も文句なしなだけに非常にもったいない。見ていて関係ないのに悔しくなるxxx。う~ん、もしかしたら何らかの理由で極度のスタッフ不足なのかもしれない。コレばっかりは外から見ているだけじゃわからないからねぇ。。。

d0073690_23155365.jpgしかし、児童書部門は非常にメンテナンスが行き届いており、面陳も多く、書店で一番乱れやすい売場なのに、一番整理整頓されていた。この違いは何なのだろうか。。。

棚の上にはペーパークラフトによる動物などが飾ってあり、全体的にかわいい売場が出来上がっている。その他、ボクの店ではファンタジーが非常に売れるので、読み物のほぼ倍の棚を占有しているのだが、ハイパーブックス彦根店は読み物がとても充実していて、品揃えも質、量ともどもレベルが非常に高かった。ここの児童書担当者さんは、本当に児童書を良く知っていて、好きなんだなぁと売場を見ていて感じた。そんな情熱が伝わる売場があるのは、間違いなくその書店にとっての強みになる。そんな売場が集結している書店をボクも目指して作りたい。

今回は、期待が高かったぶん、少し残念だった。
この売場と品揃えならば、もっともっと面白ことができるだろうに。。。

う~ん、滋賀県はリベンジが必要ですな。


ハイパーブックス彦根店
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by pilotfish73 | 2007-07-19 23:29 | 本屋回遊記

精文館書店領家店

d0073690_20484437.jpg本屋回遊記目指せ全国制覇!宣言と同時にひっそりと宣言しました、本屋回遊記目指せ地元浜松全書店制覇!も地味に続けております。

#58 精文館書店領家店
静岡県24 浜松市18
浜松市領家3丁目14−1
053-466-6337

からすやまは地元浜松の書店を盛り上げたいのです。
どう盛り上げたいのか具体的にはまったくわかりませんが、ナショナルチェーン店が、「浜松は地元の書店が盛り上がっているから出店しにくいなぁxxx」な~んて感じで、敬遠するほど浜松の書店は元気!と言われたいのです。
それとボクの本屋回遊記がどう関係するのかなんてそんなことは考えてはいけません。これはボクの趣味なのですから。。。

さてさて、精文館書店領家店です。
愛知県は豊橋市に一大勢力を築き上げている精文館書店ですが、お隣ともいえるここ浜松ではこの領家店が唯一の店舗です。磐田市には1店舗ありますが・・・。
この周辺は車で数分走るとすぐに、あおい書店、明屋書店と結構大き目の郊外店があるので、浜松書店3大激戦区のうちの一つなのですが(ってボクが勝手に決めただけです)、その中でもこの精文館書店領家店は頭一つ出るレベルだと言えるでしょぅ。

入口は2箇所。
向かって右手が雑誌、書籍売場につながる入口で、反対はコミック売場につながる入口。
ここ精文館書店領家店の雑誌売場は秀逸で、とにかくきっちりとしたジャンル区分と鱗陳列が少ないので非常に見易い。特に女性実用、料理、女性誌のコーナーがすっきりと見やすく、ゾーンわけもされているため、安心して見る事ができる。雑誌棚裏の児童書コーナーも絵本の面陳列が多く、目が楽しい。

雑誌コーナーをぐるりと囲む壁面の実用書棚もゴールデンゾーンはオール面陳になっており、平台を含めてしっかりと売れ筋、店独自にチョイスされた商材が陳列され興味深い。雑誌コーナーの女性実用、料理、女性誌の面白さが同ジャンルの書籍にもしっかりと連動されているようだ。

雑誌コーナーの秀逸さが目立ったぶん、書籍コーナーに若干寂しさを感じた。
特に仕掛け等、店独自の選定商材もなく、際立ったコーナー組みも見つからなかった。
棚の管理がよかっただけに、売場全体で見た場合面白みにかけたのがもったいないなぁと感じてしまった。

やはりこのレベルの書店には、何か変なこと、面白いことを是非ともやってもらいたいなぁ・・・。

というか、ボクが見たいだけ。


精文館書店領家店
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by pilotfish73 | 2007-07-11 23:47 | 本屋回遊記

進駸堂中久喜本店

d0073690_2034411.jpg本屋回遊記目指せ全国制覇ツアー第1弾。北関東編最後の店舗は栃木県は小山市の進駸堂中久喜本店です。

#57 進駸堂中久喜本店
栃木県1 小山市1
小山市中久喜1345−6
0285-30-1115

さぁ、前橋市を出発。
行きは関越自動車道と外環、そして常磐道を通ってきたので高速の素晴らしさを実感したが、帰りは栃木県小山市の進駸堂へ行くために下道で北関東を横断。お~ぅぅぅ。コレが結構大変だった。結局行きは2時間半、帰りは4時間。本当に文字通り北関東を一周しました。

さてさて、進駸堂中久喜本店です。
いやぁ、面白い!!この本屋さん、広くないし、品揃えだってそれほど良くはない。
でも、大変面白い!!どの棚を見ても色々な仕掛けがあって、書店存在意義の重要なファクターである情報発信がいたるところでされている。

d0073690_20591257.jpg入口正面の平台では、今静かにブーム到来中の「鉄道フェア」が開催されていた。メインはボクも大好きな鉄子の旅(小学館:月刊IKKI)。
その他、鉄道関連DVDやムックが盛りだくさん。
よくここまでいっぱい集めたものですなぁ。思わずボクも鉄子の旅で買っていなかった3巻と、旅の手帖増刊「鉄道旅の名所100」を購入。

いやぁ、ボクまったく鉄道知らないし、所謂テツではないのですが、最近妙に鉄道特集の雑誌を見ると気になったりするのだ。そんなわけで、今のボクのツボに完璧にはまったこのフェア、見ていてまったく飽きない。しかも、正面ではDVDも流しているので映像もあってフェア全体が華やか。まさかこんなお店の一等地で鉄道フェアを堂々とやっている本屋さんに出会えるとは思わなかったです。う~ん、この思い切った感じがとてもよいです。。。

売場一番奥の新書棚の上にはこんな宣言も。
「進駸堂中久喜店は、また来たくなる発見のある店を目指しています。」
お客さんに見える場所にこのような理念を掲げることは、働く人にとっても非常に緊張感があり、お客さんにとっても期待感を抱くことができるいい宣言だと思う。お客さんと切磋琢磨できることほど書店にとって素晴らしいことはない。こんな本屋さんは見たことがないなぁ・・・。


d0073690_22573184.jpgその他、ボクが見とれてしまったのはコレ。
ジャズが好きなボクにはたまらないコーナー。コレは音楽にシンクロして人形のジャズメンがリアルに動くLITTLE JAMMER PROというJazzが好きな大人の嗜好品。

おー素敵じゃないの。
欲しいなぁ・・・と思ったが、あまりの値段にいらねっ!って自分に言い聞かせた。
だって、基本セットで52.500円もするんだもん。
しかもオプションのボーカリストは一人で16.800円。ホーンセクションは12.800円もする。
おぅおぅ。高すぎるぜ。

でも、こんなコーナーを組んで、Swing Journal置いて、JazzのCD置いて、Jazzの入門書置いて・・・、あ~ウチでもやりたいなぁ・・・。やっぱりコーナー組みは何か立体感があると俄然魅力的になるね。進駸堂中久喜店はこの他にも釣りコーナーにはルアーをショーケースに入れて飾ったりと、コーナー組みは必ず一工夫凝らしてあり、見ている人の目を飽きさせない。とても参考になった。

家に帰って、購入した本を開けようと袋を見たら、下のほうに「Net21」とある。
あ~、どうりて進駸堂が面白いわけだ。書店業界の人なら結構知っている人が多いと思うが、Net21とは、現在22の中小書店が参加しているコラボレーション書店だ。お互いの販売データの比較検討したり、共同仕入れによる効率化などを行っており、あの往来堂共文堂も参加している。つまり非常に個性的で意欲ある書店なのだ。納得納得。うん、進駸堂中久喜本店、小山市に明治28年からある老舗書店としてのプライド、そして変化・進化する書店として大変楽しめた。そして勉強になったのだ。。。


進駸堂中久喜本店
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by pilotfish73 | 2007-06-27 23:47 | 本屋回遊記

煥乎堂前橋本店

d0073690_12365489.jpg本屋回遊記目指せ全国制覇ツアー第1弾、北関東編4店舗目は前橋の老舗煥乎堂前橋本店でございます。やっぱりこういった地元密着の書店というのは地方にいるとあまり知らないものですね。今回初めて煥乎堂という書店の名前を知りました。

#56 煥乎堂前橋本店
群馬県3 前橋市3
前橋市本町1丁目2−13
027-235-8111

アートフリッツセンターを出て、次に向かうのが煥乎堂前橋本店。地図を見ながら進んだのだが、ちょっと迷った。映画、「県庁の星」に出てきそうな前橋県庁ビルの前を通り、おぉ・・・こんな立派な建物を税金で作っちゃっていいんかい?と突然納税者であることを実感しながらも(といっても前橋市民ではない)、立派できれいな建物だなぁ・・・と県庁ビルを横目に煥乎堂前橋本店を目指す。やっと見つけた煥乎堂には駐車場が無かったので、近隣の100円パーキングに駐車し、いざ煥乎堂前橋本店へ。
*後で知ったのですが、近隣の駐車場によってはお買い物1000円以上で30~60分の駐車券がでるみたい。

ふ~ん。予想外に立派です(失礼!)。
さすが明治初年創業、県内随一の「書籍の宝庫」とHPで言っているだけあるなぁ。
店内はクラッシック・モダンをテーマにした歴史を感じるインテリア(HPより)らしく、実際にそんな感じだ。一番感じたのは通路の広さ。場所によっては無駄とも感じるくらい通路にゆとりがあり他のお客さんを気にする必要がなさそうです。

さてさて、2階を拝見。
2階は専門書、人文書、ビジネス書、選書、新書など。理工書の品揃えはなかなかのものだが、理工書がコレだけ揃っている割にはビジネス書の品揃えが極端に薄い気がする。あまりチカラを入れていないのか、棚のメンテナンスもあまりされている様子はない。
しかし、階段脇にある芸術・デザイン書のコーナーがかなり面白い。なんだかABC六本木店の音楽・映画本コーナーを彷彿させるようなエリアだ。ふむふむ。在庫量を抑え、そのぶん見せ方にこだわって面陳と空間をうまく使っている。やはりデザイン書コーナーは空間の活かし方が大切ですなぁ。

d0073690_1345246.jpgこのコーナー脇で、とても素敵で変な雑誌を発見。
その名も、「きのこ」。

その名の通り、きのこをめぐるカルチャーマガジンだって。あまりの変ぶりに創刊号を買っちゃいました。創刊号の表紙には、「くらしにきのこを!」だって!中身も素晴らしいほどきのこだらけ。お菓子のきのこの山発売の由来は、1969年にすでに発売されていたアポロ(チョコ)が当時まだ反響が弱くて、何かアポロの製造ラインを利用して新しいお菓子を作れないかと考案されたものだとか、「きのこLife」なんていう漫画まで。こんなに真剣にきのこだけを語ったこんな雑誌を作っている人たちがいるなんて感激です。ってボクは別にきのこに興味があるわけではないのですが・・・。ボクこういう何か一つに夢中なアホな人大好きなのだ。

隔月刊MOOK「きのこ」コーナーを見て、奥さんと「ふふふ・・・」と笑いながら1階へ。
1階は雑誌、文芸書、文庫、新刊など。入口新刊コーナーはなかなか堅い本もしっかりと揃えてあり、見ごたえ十分。その他コーナー組みも他ではあまり見ない、「短編小説フェア」などなかなか面白い。。。

d0073690_1321188.jpgここでまた一つ、他で見ることの無い棚?を発見。横山秀夫の電光プレートまである常設棚?ん?
なぜだxxx。

おぉ・・・、そういえば横山秀夫は元新聞記者だった気が・・・。
そうそう、地元上毛新聞の元記者だったからだ。それでご当地作家として棚が常設されているんだ。ふ~ん、粋な計らいですねぇ。。こういう地元密着の精神こそが書店に一番必要なことのような気がします。結局ご近所商売の書店においては、地元の文化発信の拠点であることが重要だとボクは思いますねぇ。これ素敵です。ナイスです。よく地元作家コーナーってありますが、やはりここまで完全に常設棚として電光プレートまであると心意気を感じますね。ウチでも作りたいなぁ。。。

煥乎堂前橋本店はさすが明治初年創業だけあって、老舗の貫禄を十分に発揮した素敵な本屋さんでした。


煥乎堂前橋本店
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by pilotfish73 | 2007-06-21 13:33 | 本屋回遊記

フリッツ・アートセンター

d0073690_23381756.jpg本屋回遊記目指せ全国制覇!ツアー、第1弾北関東編3件目は、前橋市にある書店というよりは本も取り扱っているギャラリーといった感じのフリッツ・アートセンターです。

#55 フリッツ・アートセンター 
群馬県2 前橋市2
前橋市敷島町240−41
027-235-8989

ブックマンズアカデミーに大満足のボクが次に向かったのが、利根川を渡り敷島公園付近に位置するフリッツ・アートセンター。
本日はザスパ草津の試合があるのか、敷島公園サッカー場付近には「サポーターはこちら」といった看板を持っている警備員さんが何人かいる。周辺にはたくさんの洒落たCafeがあったので、どれもフリッツ・アートセンターかもしれん!とちょっと迷ったが無事に到着。

外観からして明らかに書店ではない。うん。
2FはどうやらHair Salonのようだ。
右手のCafeは21年6ヶ月目の充電とリニューアルに向けて現在お休み中とのこと。残念。
正面の入口から入ると手前は日本に6店舗しかないタンタンのオフィシャルショップ。
そしてその奥に絵本やアート本と一緒にPOST CARDや雑貨が売っているスペース。
う~ん、ここ全体でフリッツ・アートセンターなのか?タンタンショップの奥のスペースだけがフリッツ・アートセンターなのかは謎。。。

とりあえずタンタン事情にはあまり明るくないので、僕の中で勝手に決めたタンタンショップ(正確にはTINTIN BOX)奥にあるフリッツ・アートセンターへと進む。

d0073690_0165928.jpgう~ん、素敵な陳列だぁ。。。

本棚上部3段・4段目までは贅沢な面陳列。素敵な絵本が関連付けてPick Upされ、見ていてわくわくするような並びだ。そして、所謂書店の平台にあたる什器には子供用のかわいいいすが乗せられ、そこにも本が飾られている。。。なんだか児童書専門店のような装いだ。

ボクも大好きなリサとガスパールは平台1台を占有し、ぬいぐるみやキーホルダーと一緒に立体的に可愛く並んでいる。。。大人のボクがコレだけおぉーと思うのだから、リサとガスパール好きな子供にはたまらんですなぁ。

ボクも自店での絵本コーナー平台作りの際には、ぜひこの立体的な陳列と、何か関連グッズを一緒に並べてこどもたちの心をわしづかみにしたいのだ。そう心に誓ってフリッツ・アートセンターを後にした。。。ばぃ。


フリッツ・アートセンター
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by pilotfish73 | 2007-06-20 00:30 | 本屋回遊記

ブックマンズアカデミー 前橋店

d0073690_2293082.jpg本屋回遊記目指せ全国制覇!ツアー第一弾として、茨城県、群馬県、栃木県の北関東を巡ってきました。群馬県では3店舗見てきたのですが、今回はその1店舗目として今や有名書店となったブックマンズアカデミー前橋店を紹介したいと思います。

#54 ブックマンズアカデミー前橋店
群馬県1 前橋市1
群馬県前橋市大渡町2丁目3-1
027-280-3322

朝8時半につくばを出発。常磐道で東京に向かい、外環経由で関越自動車道に乗り前橋を目指す。今まで何度も首都高は通っているが、外環と関越は初めてなのでやや緊張。。。関越に入ってからは、奥さんと一緒に「新潟ナンバーだ!」「おっ、長野ナンバーだっ!」と子供のように行き交う車のナンバープレートを見てはしゃぐ。小学生かオレタチは。。。

2時間半をかけて無事前橋市へ到着。おぉぅ。前橋シティは想像以上に大きな街ですなぁ。しかもきれいな町並みじゃないか。。。前橋ICを降りてからは、事前に用意していた地図のおかげで迷うことなく無事に目的地ブックマンズアカデミー前橋店へ到着。

外観はなんとなくパチンコ店みたい。しかも、「コミック取り扱い始めました!」の旗がはためいている。あれ、コミックを置いていないのが一つの売りだったはずなのにぃxxx。ここは、以前にウチのお店の担当だった取次ぎのMさんから教えてもらったお店で、非常に期待していたので、ちょっと不安になる。まぁ、でも中に入ってみないことにはね。。。
さっ、いざブックマンズアカデミー前橋店へ。

おー、素敵じゃないか(By BeachBoys)。
店内に入ると、外での不安が一気に吹き飛ぶ。店内は窓が多いのだが、窓は全てロールカーテンが下げられており強い日差しをしっかりと遮っている。カーテンのおかげで店内全体が人工的でない明るさなのがとてもいい。BGMはやや大きめにクラッシックがかかっていたが、決して選書の妨げにはならない。

さてさて、入口右手の地元関連のコーナーから見てまわる。
う~ん、やっぱりどこへ行ってもこのコーナーは面白くていいねぇ。ブックマンズアカデミー前橋店では、thinkreedから発売されている「群馬カフェ案内」と「月間ライフ」が平積みに。装丁も素敵で思わず手に取りたくなる本だ。

お決まりのコースで、まずは雑誌コーナーから見てまわる。いやぁ、綺麗な雑誌売り場です。整理整頓具合もボリューム感も素晴らしい。奥へ進むとサライとダヴィンチのバックナンバーコーナーがあったり、生活誌コーナーには最近創刊されたばかりで気になっていた「エコジン」も並んでいた。さすがだなぁ。。。

ブックマンズアカデミー前橋店で一番素敵だと思ったのが、新刊コーナー。
なんと、全ての新刊コーナーが1階にあるのだ。ビジネス書や人文書コーナーは2階にあるのに、それぞれの新刊は1階入口付近に大きく新刊コーナーとしてあるのだ。いやぁ、コレは結構斬新だったなぁ。メリット、デメリットとあるだろうが、忙しい日は1階の新刊コーナーをぐるっと見て回り、時間のある日は2階も含めて店内全体を見て回るなど、うまい利用法が見つかりそうだ。

各ジャンル棚の見せ方も絶妙で、随所に面陳列がちりばめられており、棚を見ているだけでも全く飽きない。棚で気がついたのが、所謂棚さしの本も1冊ではなく、数冊で棚差しされているものが多い為、背表紙だけでもしっかりと本が目に飛び込んでくるよう工夫されていたこと。

d0073690_3364188.jpg1階を見て回るだけで1時間半も経っていたので、イカンxxx、とあわてて2階へ。あぁ、2階も面白いじゃないの。。。

専門書の棚を見ていて飽きないのも珍しい。理工書だけでいったらウチのお店とそんなに品揃えに差は無いのだが、とにかく見やすい。理由は、ジャンル分けがきっちりと細かくされていたからだ。案内プレートもしっかりとささっていて探しやすい。

ブックマンズアカデミー前橋店では、特に環境関連の本が充実していて、その品揃えに驚いた。そんなニーズが本当にあるのか?と思う程の充実振り。

う~ん、コレだけの管理をするとなると結構手間かかりそうだなぁ。しっかりと専門書担当者さんとかいるのかな。メガブックストアーだと当たり前のジャンル別担当社員も、地方の郊外店になるといないほうが当たり前。300坪クラスで社員2~3人が平均じゃないのかな。そう思うと、このブックマンズアカデミー前橋店も1店舗の正社員はそんなに多くないと思うのだが・・・。

それでも、全体的にとにかく棚のメンテナンスが行き届いていて、クリンリネスも◎。
いやぁ、浜松から長い時間かけてここまで見に来た甲斐がありました。
久しぶりにハイレベルな郊外型書店に出会えました。。。


ブックマンズアカデミー前橋店
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by pilotfish73 | 2007-06-17 04:02 | 本屋回遊記