カテゴリ:本屋回遊記( 85 )

丸善 新静岡センター店

d0073690_2172788.jpg静岡小旅行一時さよなら戸田書店静岡本店ツアーの2店舗目は、丸善新静岡センター店です。福岡での丸善のイメージがボクの期待とは少し違ったので、今回は心を無にして先入観を持たずに見に行ってみた。

#44 丸善 新静岡センター店
静岡県22 静岡市2
静岡市葵区鷹匠1丁目1−1新静岡センター 4F
054-255-1851

お~っ!すごい人。

平日に訪れた為と、一時閉店を数日後に控えているとあってか戸田書店静岡本店が結構お客さんが少なかったのに比べて、丸善新静岡センター店はお客さんで売場が混雑。平日とは思えない混みよう。雑誌コーナーなどは立ち読みのお客さん一杯で、「すみません、すみません」なんていいながらじゃないと歩けない。

まず、このお客さんの多さに驚いたが、売場を見始めてこのお客さんの多さに納得。
老舗丸善の少し硬いイメージ(ボク個人の勝手なものです・・・)とは裏腹に、かなりエンターテイメント性の強い売場。いたるところで仕掛け販売を展開しており、商品のボリュームも十分。コレだけしっかりとボリューム一杯に積んで、大きなPOPもつけて、コメントもつけて展開していると、さすがに自分のお店にも置いてあってどんな本かも知っているにも関わらず手にとってしまうから不思議。
まだまだ自店の商品展開には改良の余地があるなー、と売場を見ながらじっくりと腕組みなんかして考えてしまった。明らかに書店内では変な行動。。。本を手に取ることなく、じっと腕組みして1アイテムしかない仕掛け販売の平台の前で眉間にしわ寄せているんだもんね。。。

そんな仕掛け商材の展開の仕方に、ふむふむとうなずきながら通常の平台を見てみる。こちらも商品の関連性をしっかりと考えた陳列でボリュームも十分。しかも本の積み方もしっかりと数冊単位で天地を逆にしており、見やすく本が大事に綺麗に積まれている。こういった所に老舗の姿勢が出ていますね。最近の書店は結構本を雑に扱っているところが多くて、本屋巡りをしていてちょっと寂しく思います。だからこんなにお客さんが多くて、忙しいであろう売場が丁寧に整理整頓されていると、同じ書店人として嬉しく思ってしまいます。

あと、大きな書店を見るとどうしても思わずにはいられないのが取次の配本システムの不条理。なぜうちのお店に新刊でたったの2冊しか入荷がなく、即日完売した本が丸善や戸田書店本店には山積みになっているのか?そこに意味はあるのかな。本はどれだけいい本でも読みたいお客さんの手に渡らなければ意味がない。ここに積まれている12冊の本は今日中に売れるのか?3日前の店頭発売で当日にボクのお店では無くなったこの本は、この本が欲しいと言ってわざわざウチのお店に来店してくださった、お客様の手にまだ渡っていないこの本は、本当にここにこんなに必要なのか?

じーっとその本を恨めしそうに眺めているボクの視線の先には、取次の不条理配本システムがあることをここの書店員さんは知るはずもなく、ただただ怪しいお客として映っただろうなぁ。。。

いやぁ、とにかく丸善新静岡センター店は活気と面白味のある本屋さんでした。
ここはまた季節が変わったら、それぞれのフェアがどう変化したか見に来たい本屋さんです。

丸善新静岡センター店
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by pilotfish73 | 2007-02-03 03:11 | 本屋回遊記

戸田書店 静岡本店

d0073690_19303158.jpg戸田書店静岡本店が紺屋町地区市街地再開発事業に伴って今月末に一時閉店し、2月末より新店舗(呉服町店)がオープンするとのこと。4年ほど前に、オープン後の静岡本店へ行って、「お~っ!素敵な書店ではないか!」と唸ったこともあり、今月末で閉店ならば行かねば!とお休みを利用して静岡まで行って来た。

#43 戸田書店 静岡本店
静岡県21 静岡市1
静岡市葵区紺屋町9−5
054-205-6111

前日深夜12:30までお仕事をして帰ってきてから寝たのは朝の4時だったが、現戸田書店静岡本店の最後の姿を目に焼き付けようと、しっかりと!?(奥さんに起されて)8時半には目覚め静岡小旅行の準備をした。さすがに睡眠不足なのと、ちょっと数日前に眼の角膜に傷がいってしまい眼の調子が悪いのとで体調は万全ではなかったが、予定としては5店舗見たい書店があったので、気合を入れて出発。

さて、戸田書店静岡本店である。
さすがに数日後からの引越し準備の為か、既に棚一本まるまる本が入っていない棚などが多く、この状態での戸田書店静岡本店の良し悪しを語るのはフェアではない。。。まぁ、もともと4年ほど前に来たときに、1階入口左手のイベントスペースで岩波書店の大掛かりなフェアをやっていて、おーすげーと唸ったり、2階の人文書コーナーの充実振りに唸ったり、3階のビジネス書の商品幅に唸ったりと、かなり気に入っていたので、今回の引越しの準備でバタバタとしている状態では、当時から進化を遂げた戸田書店を期待するほうが無茶だ。

そう今回は現戸田書店静岡本店の最後の姿を見るべくやってきたのだ。
来月末の、呉服町店オープンが楽しみだ。
まぁ、谷島屋書店、江崎書店にしてみたら大変な話だろうが・・・。
呉服町店オープン後は、また早い段階で新生戸田書店静岡本店(?になるのかな)を見てみたいと思う。

まぁ、それにしても今回結局4店舗見てまわったのだが静岡市の書店事情は浜松と比べると随分と厳しいものがあると思う。浜松の市街地は静岡市街地と比べると書店激戦区とは言いがたい。静岡市街地は戸田書店、谷島屋書店、丸善、江崎などなど・・・、しかも戸田書店、丸善、谷島屋書店の3店舗はレベルがかなり高いし。
う~ん、浜松は郊外店が激戦だが、静岡市は市街地が激戦ですね。まぁ、このようにレベルの高い書店が狭いエリアにひしめき合うと、自ずとレベルが上がるのだと思う。やっている方にしてみればたまらないけど。。。

今回、静岡市街の書店を見てまわり、自店と比較することによっていかに自分のところのレベルがまだまだなのか思い知った。提案し続けることの大切さと、どこの書店でも手に入る商材とメディア化頼みのコーナー組みの奥行きの無さを思い知った。ちょっと恥ずかしくなった。少し油断していたのだと思う。安心していたのだと思う。おごり高ぶりのなきよう、自戒しなければいかんぞ。おれ。
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by pilotfish73 | 2007-01-30 20:11 | 本屋回遊記

TSUTAYA 浜松中央店

d0073690_2173531.jpg本屋回遊記リポーター&本屋専門旅人のからすやまが勝手に認定した、浜松3大・書店激戦区のうちの1つにこのTSUTAYA浜松中央店はある。しかし、このTSUTAYA浜松中央店がある通称?宮竹激戦区の最重要書店、「よむよむ」がその早すぎる撤退をしてからというもの、宮竹激戦区の勢力図はどう変わったのか・・・、そして宮竹激戦区内随一の規模となったTSUTAYA浜松中央店に変化はあったのか?その辺を見に行ってきた。

#42 TSUTAYA 浜松中央店
静岡県20 浜松市17
浜松市上西町906
053-411-7780

ジャンボシラトリが運営するTSUTAYAのFC店がこのTSUTAYA浜松中央店であるが、スポーツ用品と書店・レンタル・セルCDというのは、そもそも相性がいいのか?というのが当初からの疑問であったが、そのあたりははっきり言ってよくわからない。ボクはこのTSUTAYA浜松中央店に何度か足を運んでいるが、ジャンボシラトリに買い物に行ったことはない。まぁ、そもそも20mもダッシュしたら具合が悪くなるくらい運動不足のボクの意見なんて何の参考にもならないが・・・。

さてさて、よむよむが撤退してさぞ売上も上がったであろうTSUTAYA浜松中央店だが、やはりオープン当初とはレイアウトも大きく変わっており、売場も縮小されていた。。。!?

縮小!!!

なぜだ。

衝撃だった。第一商圏内の最競合の書店が撤退したのに、その書店部門を縮小していたのだ。理由は、ゲーム部門を入れたからだった。ゲームを入れることによって、以前は入口左手にあったCD部門の場所にコミックと児童書と育児書を持ってきて、その他は大幅に縮小していた。

入口左手に移設した児童書と育児書コーナーは以前より数段スケールアップし、壁面の棚什器も木製へと変化し、ナチュラル感がよい。
見せ方も、面陳が多用され見やすく見ていて楽しい。商材のチョイスもすごくいい。
最初にこのコーナーを見てしまったからか、あとが本当に物足りなくがっかりとしてしまった。

文庫はこの規模の書店とは思えないほど少ない在庫量。平台もPOP畑になりすぎていて、POPが邪魔して商品が見にくい。文庫の棚スパンが少なすぎるため、平台にまるでブックオフの様に商品が立てられている箇所だらけ。商品は見にくいし品揃え悪いし、手に取りにくい。反対にエンドの平台にはすごい積み方。でこぼこでここもPOPだらけでもはや何がオススメなのかわからない。

雑誌棚は什器の上にいつからのかわからないくらい埃が積もっていた。
文芸書も商材が古く、ここもPOPだらけで見にくい。そして平台は平済みよりも立てられている商品のほうが多く、本当に新刊書店か?と思ってしまうような陳列。

う~ん、以前のTSUTAYA浜松中央店は商品の見せ方もメディアミックスして映像を流したりと目に留まるコーナー組みが多く楽しい売場だったのに変わってしまった。

最競合のよむよむが撤退したのにこんなにもったいないことをしているのは理解に苦しむ。
もったいない。楽しい書店だったので思いはなおさらだ。

宮竹激戦区は、この分じゃイケヤの一人勝ちかなぁxxx。
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by pilotfish73 | 2007-01-14 22:18 | 本屋回遊記

BOOKアマノ アクト北店

d0073690_2422871.jpg遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。今年も本屋回遊記をよろしくお願いいたします。

さてさて、昨年の暮れより本屋回遊頻度が激減し、ストレスは激増しておりますが、なんとか2007年も本屋回遊記を続けて行きたいと思っております。年末からの魔の9連勤を終え、身も心もクタクタですが、相変わらず本屋巡りをするとなるとどこからか変な元気がわいてきます。
そんな訳で、2007年のトップバッターはBOOKアマノ・アクト北店です。

#41 BOOKアマノ アクト北店
静岡県19 浜松市16
浜松市中央3丁目1−23
053-450-5511

ちょっとお洒落な街並みに合った概観を擁するBOOKアマノ・アクト北店ですが、近隣に意外と書店がなく、しかも再開発された常盤町も近く、静岡文化芸術大学も近い・・・というかなりよい立地。この近隣は本当に街並みもよく綺麗なので、できれば車ではなく散歩をしたい、と思うような場所なのですが、そんな雰囲気に合わせるかのように、BOOKアマノ・アクト北店は他のBOOKアマノとは一味違う少し高級感のUPした外装です。

中に入ると、1階が書店、2階が文具。あまり広くなく品揃えもよくないが、とにかくきれい。クリンリネスのレベルが非常に高く、売場メンテナンスレベルも非常に高い。雑誌コーナーがこんなに片付いていて見やすい書店は浜松ではないのでは?と思うほど整理整頓がきっちりとされていて、本をとても大切に扱っている感が伝わり大変気持ちがいい。

雑誌の棚下の差しスペースがこんなにきっちりと整理整頓が行き届いている書店をボクは今まで見たことが無かったので、反対に誰も触っていないのか?と思ってしまったくらいでしたが、まぁボクが訪れた時間だけでもお客さんはたくさんいたので、そんな訳はないだろう。きっと頻繁に売場に出て小まめに整理整頓をするよう教育も行き届いているのだろうなぁ。。。う~ん見習わないとね。

雑誌売場のレベルは大変高く、書籍、コミック、文庫等の売場もメンテナンスは非常によく出来ておりとにかくきれいなのだが、文芸書やビジネス書の商品を見てみると・・・古い。あまり魅力的な本がなく、どれも一昔前の品揃え。どうも新刊が放つ特有のオーラが売場から感じられないと思ったが、全体の品揃えが古いからであった。

また、壁面の芸術書の商材も硬く、古いタイプの芸術実用書が多かった。せっかく文化芸術大学が店舗のすぐ裏手にあるのだから、もっとデザイン書や現代アートの本を揃えればいいのになぁ・・・と、ちょっともったいない気がした。

まぁ、それでもここは清潔感があって非常に気持ちの良い書店ですね。

いつかボクもこの近隣に、小さなセレクトブックショップを開けたらなぁ・・・。
というのが、叶わない密かな夢です。
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by pilotfish73 | 2007-01-11 03:19 | 本屋回遊記

すみや メディアマックス浜松佐鳴台店

d0073690_2391522.jpg12月に入ってはじめての書店巡り。いやぁ・・・、ストレス溜まる。本当は週一で本屋さん見て回りたいのに今月は諸事情で休みが不定期な上に勤務時間も一定じゃない。そんななか、久しぶりにお休みを利用してすみやさんへ行ってきた。

#40 すみや メディアマックス浜松佐鳴台店
静岡県18 浜松市15
浜松市佐鳴台1丁目11−6
MEDIAMAX
053-447-8188

久しぶりに見た書店!?、すみやさんは元々CD屋さんだったと思うのだけど、そのせいかやはり書店という感じがしない。入ってすぐ無造作に並ぶ平台には本のベストセラーやCDの新譜が並ぶ。店舗入口から本、横に携帯ショップ、一番奥にCDショップといった並びだが、手前の本屋さんよりもやはり奥のCDショップに一番力が入っているように見受けられる。店舗のつくりが横長なのだが、入口が片方に寄っているので、どうしてもこのような売場バランスになってしまうのだろう・・・。本当なら入口が真ん中にあれば左右で本屋さん、CDショップと両方同じレベルバランスで見せることが出来るかもしれないのに・・・。手前の本屋さんより奥のCDショップのほうが力が入っているように見えてしまったため、やはり本屋さんが多少物足りない気がする。

雑誌コーナーの面陳棚は、ジャンル分けが間違っているものが何点か目に付き、また重ね陳列が多くてちょっと見にくい。文芸書、実用書の部類は在庫が少なく品揃えもこの広さにしてはちょっと物足りない。。。

しかし、コミックは品揃えも豊富で在庫も多く十分すぎるほどある。結構むか~しのコミックもしっかりと置いてあり、中々よいセレクト。ただ1点、通路の棚は並びが右から左なのだが、壁面は全て左から右の並びになっていて、どちらかに統一したほうがより見やすくなるのでは?と思った。ジャンプコミックスのドラゴンボールをこの右から左の並びにすると、出版社(もしくは作者)がこのように並ぶことを想定してつくっていないので、背表紙がつながって一枚の絵になるはずが、バラバラになってしまうのだ。う~ん、せっかく品揃えが良いのでもったいない。。。

あと、直販のDiscover21の品揃えも中々良かった。しっかりと新しいものを面陳と平積みにしており、結構いい加減な管理をしていた自店を振り返って深く反省した。。。

以前は浜松にも、このすみやさんは何店舗かあったと記憶しているが、今はCDショップオンリーの高台店と書店も含むこの佐鳴台店2店舗のみ。寂しくなったなぁ。。。


すみやメディアマックス浜松佐鳴台店
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by pilotfish73 | 2006-12-13 23:38 | 本屋回遊記

夢屋書店アピタ浜北店

d0073690_20415418.jpgユニー系列の書店、夢屋書店アピタ浜北店へ行って来た。

#39 夢屋書店アピタ浜北店
静岡県17 浜松市14
浜松市貴布祢1200
アピタ浜北店
053-584-6611

日曜日とあって、夢屋書店が入っているアピタ自体がすごいお客さんの入りで1階の食品売り場などは大変な混みよう。しかし、意外と服屋さんなどはお客さんの入りが悪く、テナントはほとんど閑散としていた。その中で、この夢屋書店だけはお客さんでごった返していた。

通路に面したイベントコーナーでは、来年度の手帳フェア、もう一方の通路に面した面陳列の棚では自店ランキングと新刊文芸書、話題の本などを展開。オーソドックスな展示方法だが、面陳列が多く非常に見やすい。ただ、ランキングの1位と2位が両方ともカラになってしまっていたので、もったいないなぁと思った。その通りに面した棚の裏では、自店独自の文庫仕掛け販売と文庫の新刊がオール面陳で並んでおり、目が楽しい。

店内奥に入ると棚のメンテナンスは行き届いているとは言い難い・・・、しかし日曜日でお客さんも多かったので、そのせいかもしれない。ただ、ビジネス書はジャンル分けのプレートがあったにも関わらず見にくかった。女性のエッセイは品揃えも多く、インショップの特性をいかしているなぁと感心。コミックは棚自体が少なく、立地と売場面積を考えてもちょっと少なすぎるのでは?と思った。棚はキレイに管理されていて見やすい。児童書売場は広く、在庫も多い。そして、お客さんの入りの割には乱れが少なく、メンテナンスも行き届いていて商材選定も良いと感じた。

非常にオーソドックスな書店で、独特のテイストがあるわけではないが棚什器がすごく高く、上の棚は話題本を面で見せる方法。最近こういった見せ方をする書店が増えている気がする。特性は特に見つからないが、売れている本をしっかりと見せて販売する、当たり前のことをしっかりとできている書店であると感じた。


夢屋書店アピタ浜北店
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by pilotfish73 | 2006-11-29 21:19 | 本屋回遊記

ジュンク堂書店名古屋店

d0073690_1215615.jpg会議で約2年ぶり?くらいの名古屋。せっかくなので、朝早く家を出て名古屋の書店をいくつか見ようと思ったのだが、ジュンク堂1店舗しか見れなかった。。。

#38 ジュンク堂書店 名古屋店
愛知県1
名古屋市中村区名駅3丁目25−9
第一堀内ビルディング 1F
052-589-6322

以前よりこの回遊記でも明かしているように、メガブックストアーではボクはジュンク堂書店が一番好きなのだ。棚の重厚感と品揃え、そして書店としての姿勢がコチラに伝わってくる感じがなんとも言えずたまらないのだ。池袋で、そして福岡で見たジュンク堂は本当に素晴らしかった。

さて、その大好きなジュンク堂の名古屋店である。
期待も大きく楽しみに朝早く浜松を出たので、またもややってしまった・・のか?このジュンク堂名古屋店だが、他のジュンク堂と比べると棚のメンテナンスレベルに疑問。ジュンク堂ほどの書店となれば、入荷した本をどのジャンルのどの棚に入れるのかをしっかりと振り分けしているはずなのだが、この名古屋店の棚はあまり美しくない。

きっとジャンル分けはしっかりとされているはずなのだが、棚の美的感覚というのか、本の並びが悪いせいか、妙に棚に落ち着きがない。他のジュンク堂で見た美しい棚は名古屋店にはなかった。

そして入口の新刊コーナーも古い文芸書が多く、新しく独特な本は見当たらない。
奥に入ってビジネスのコーナーを見ても気になる本が見つからない。結局ココでは、新風舎という出版社の社長の本がとても興味深かったので、ベンチに座り1冊丸まる読んでしまった。書店員としてあるまじき行為!と思いつつも・・・本当に1冊読んじゃった。

そんなわけで、ジュンク堂名古屋店はボクの大好きなジュンク堂書店としては物足りなかった。
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by pilotfish73 | 2006-11-21 01:48 | 本屋回遊記

浜松市立 城北図書館

d0073690_20181299.jpg本屋回遊記番外編として普段は利用することも行くこともない「図書館」に行ってみました。。。本当は行くつもりも無かったのですが、奥さんと一緒に行ったパン屋さんの帰り道に、たまたま新しくなった図書館を見つけたので、おぉ!たまには趣向を変えて図書館ってのも面白いなぁ・・・、と思い入ってみました。

#37 浜松市立 城北図書館
本屋回遊記番外編
浜松市文丘町30−28
053-474-1725

書店で働いている書店人のみなさん、普段図書館を利用しますか?
ボクは全く利用しないのですが、図書館に行ってまず一番驚くのは、棚。当たり前なのですが、図書館の本は貸し出して返却されてを繰り返すわけでして、もちろん貸し出されている本が多い時は、本棚もスカスカなのですね。本屋さんは、普段注文やら新刊で入ってきた本が、う~ん・・・棚に入らんxxx、ってな事ばかりの日常ですので、こんなにスカスカの本棚を近年見たことがなかったのです。本がほとんど入っていない本棚って本当に見る機会がないので、何だか図書館の本棚見ていて羨ましいというか、あー、この棚が今ウチのお店にあったらなぁ・・・とわけのわからん思考になってしまいました。

で、この城北図書館でちょっと感動したのが児童書の棚。すごい可愛くできていて面陳の棚も素晴らしいつくりなのです。全体がおうちの形をしていて、そのおうち型の本棚がいくつか並んでいる姿はすごくワクワクする光景なのです。こどもたちはコレだけでも本当に嬉しいだろうな・・・。


d0073690_20183754.jpgあと、この城北図書館は新しいのもあってか、全体のつくりが非常に現代的で、棚の配置は正直言って最近の本屋さんよりよっぽどスタイリッシュで魅力的だった。棚の高さもちょうどよく、ジャンルと分類はもちろん図書館だけあってかなり細かく探しやすい。特にボクが立ち止まってじっくり見たジャンルは、郷土本の棚と図書館&本&書店に関する棚。郷土本は普段書店では販売していない市が発行している本や、今じゃ絶版になっている郷土の歴史書など興味深い本が棚一面にずら~っと並んでいてどれを手にとっても面白い。あぁ~書店でこんなに郷土本を多く取り扱ったら、それだけでかなり差別化と言うか特色を持った書店に出来るのに・・・と何か自店に生かせないか真剣に考えた。

あとは、やっぱり本に関する本の豊富さと図書館に関する本、そしてボクの大好きな書店に関する本も、普段目にすることのない出版社の本がたくさん並んでおり、あ~こんなにもまだ読んでいない書店本があるのか~と、今後コレを手に入れて読んでいく楽しさを持てて嬉しかった。特に、今まで存在に気付かなかった毎日新聞社から出ているムックで「書店の大活用術」の1と2の2冊はすぐに手配して読もう!と思った。早速明日客注で手配しよっと。。。

今回、本屋回遊記番外編として図書館に立ちよりましたが、普段とは違った視点から「本」を見ることが出来て非常に参考になった。新刊書店、図書館以外にも今度は古本屋さんなどもあったら見てみようっと。
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by pilotfish73 | 2006-11-06 21:23 | 本屋回遊記

谷島屋書店 三方原店

d0073690_20205017.jpg最近、忙しくて週末は家でぐったりとしてしまい、書店巡りが出来ずにストレスが溜まっている。我ながら、毎日書店で働いているのに週末に他の書店を見に行けないとストレスが溜まるだなんて、なんて書店バカなのだろうと呆れている今日この頃です。

#36 谷島屋書店 三方原店
静岡県16 浜松市13
浜松市三方原町759−1
053-438-2141

2回連続で谷島屋書店です。今回は三方原店。
谷島屋書店は一見普通の書店なのだが(まぁ実際際立った特徴は無いのだが)、実は各店舗を見ていくと、しっかりと地域にあった品揃えをしている書店なのだ。メイワン店ならば駅ビルの立地を活かし、雑誌や文庫、コミックを充実させ、本店であれば老舗のプライドをかけた、本好きのお客様のニーズに応える為、難い本を充実させたりとさすがは浜松に谷島屋帝国を築いているだけあって、ご近所商売である書店のツボをしっかりと押さえている。

この三方原店はというと、看護書なのである。
その品揃えといったら約100坪?の書店とは思えないほどの充実ぶりである。本部がしっかりとしているからなのか、品揃えに隙がない。ポッと出てきた書店には絶対に常備として卸してくれないような出版社の本がズラリと並び、常備以外の看護書も数多く品揃えされ、平積みされている。近くに聖隷クリストファー大学があるが故の品揃えだが、この充実振りならば学生さんも谷島屋書店三方原店に行けばきっとあるという信頼を持つであろう。

その看護書の品揃えがもっとも目を引くのだが、それ以外にも理工書、コンピューター書、ビジネス書の品揃えもなかなか良いと思う。反対に、入口正面の雑誌コーナーと文芸書、文庫、新書、コミックの品揃えと展開方法が寂しく古い。谷島屋書店三方原店は、店の入口があまり良くなく、奥に行けば行くほど棚がよくなるというちょっと変わった書店。しかし、地域に密着した品揃えには、学ぶものが多々あると感じた。まだまだ・・・だ、ボクの本屋は。


谷島屋三方原店
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by pilotfish73 | 2006-10-30 20:43 | 本屋回遊記

谷島屋書店 イオン浜松店

d0073690_2349367.jpg浜松でおそらく一番大きな書店だと思われる谷島屋書店イオン浜松店へ久しぶりに行ってきた。

#35 谷島屋書店 イオン浜松店
静岡15 浜松12
浜松市志都呂町5605
イオン浜松志都呂ショッピングセンター 3F
053-415-1341

ちょうど2年ほど前に志都呂にイオンが出店すると聞いて驚いた。そして、その中に谷島屋が400坪以上で出店すると聞き、更に驚き正直止めてくれ~と思った。まぁ、同じ浜松で書店業を営むものにとってはきっと同じであろう。

イオン志都呂店が出来てからの雄踏街道は一時ひどい渋滞だった。今も週末は結構混む。ボクは気になって仕方が無かったので、出来て1週間もしないうちに谷島屋見学に行ってきた。2年前の開店直後に見た谷島屋書店イオン浜松店の印象は、在庫量はまぁ東京のメガブックストアーに毎日通ったこともあったので驚きはしなかったが、それでも浜松でワンフロアで多分40~50万冊?の量はおおぅ!と唸るには十分だった。

それよりもオープン直後の書店の棚がこんなにも整っているのか?とそちらのほうが驚いた。特に一番奥の専門書、人文書の棚の整いに感嘆した。相変わらず看護書は立派な品揃えだなぁ、看護書なら東京の書店にも負けない質と量じゃないかな?とも思った。


そして、ほとんど2年ぶりの谷島屋書店イオン浜松店。
正直に言ってオープン時の素晴らしさを鮮明に覚えていたので、がっかりしてしまった。
まず雑誌棚の散らかり様と陳列の悪さが非常に目立った。女性誌平台のでこぼこの陳列は本当にひどく、一番奥の雑誌が著しくへこみその手前にある何誌かが異常に積み上げられている。取りにくいではなく実際一番奥の雑誌は取れなかった。。。

オープン時に素晴らしい棚を見せていた専門書の棚と人文の棚も埃がかぶっていた。そのほか、5冊で面陳列されている本に、別の本が5冊重なってありその奥の本は棚指しにもなっていないなど(しかも3~4箇所もあった)、かなり手が届いていない様子だった。メンテナンスレベルは谷島屋とは思えないレベルになっていた。

ボクは個人的に谷島屋書店の連尺、三方原、メイワン店が結構好きなので、谷島屋最大級のイオン浜松店がオープンからわずか2年で進化どころか、こんな状態になっていたことに本当にがっかりしてしまった。それも人手不足な感じで。

浜松には大型書店がない!とよく言われるので、メジャーな大手ばかりがいいのではなく、地元に密着した中規模書店でもいい書店はたくさんある、と胸を張って言う為にも浜松最大規模の谷島屋書店イオン浜松店にはしっかりしてもらわないといけない。
浜松書店人としてはそんなことを思った。。。


谷島屋書店イオン浜松店
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by pilotfish73 | 2006-10-20 00:49 | 本屋回遊記