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戸田誠二が切ない

d0073690_21101932.jpg#3 戸田誠二の漫画全点


・ 説得ゲーム     
・ ストーリー     
・ しあわせ      
・ 生きるススメ    
(宙出版)
・ 化けの皮
・ 唄う骨
(ぶんか社)



小説もノンフィクションも雑誌も好きだが、漫画も好きだ。
中でも戸田誠二は格別だ。

日本で一番好きな漫画家は?と聞かれたら、僕は迷わず
「戸田誠二」
と答えます。

短編集ストーリーの「ストーリー」を読んだときは、涙をこらえることができなかった。
細川貂々の「ツレがうつになりまして。」を読んで共感を得た人には、ちょっと読んでみてほしいな。

最新作、説得ゲームも最高です。
新作が出たら、迷わず買う唯一の漫画家です。
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by pilotfish73 | 2006-07-29 21:29 | 仕掛けどうでしょう。

ピースランド

d0073690_216171.jpg飛騨・高山旅行の2日目です。前日はおなか一杯飛騨牛を喰らって、露天風呂に入ってぐっすり。朝起きて、外を眺めると、予想通りの雨・雨・雨。
天気悪いけど予定通り、高山市内にあるパンのワールドカップに出場したトラン・ブルーでパンを買って、児童書専門店ピースランドへ。

#13 ピースランド
岐阜県4 高山市1
高山市昭和町1丁目135−54
0577-34-5356


前日の「おおきな木」の衝撃が大きすぎて、このピースランドはちょっとテンションダウン。可愛い外観だが、中身はちょっと狭すぎるかな。

店内の本も、日に焼けている本が多くて、しかも店主の趣向か60年代の時世本も児童書と一緒に多くならべられている。まぁ、60年代といえばロック&ピースだったりするのだから、「ピースランド」という店名にはつながりがある。しかし、児童書との相性は悪そうだ。

もう少し、そういった類の主張ではない、児童書を主とした主張を見てみたかった気がする。
ただ、一つ帰り際にとてもよい光景を目にしたのだが、子供たちが3人子供だけでこのお店を訪れていたのだ。児童書専門店といえども、今までは親が子供を連れてくるところしか見たことが無かったので、気持ちのいい驚きだった。うん。

ピースランド
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by pilotfish73 | 2006-07-28 21:20 | 本屋回遊記

おおきな木

d0073690_21185847.jpg飛騨・高山への道中、岐阜市街の書店へ立ち寄った。児童書専門店おおきな木

#12 おおきな木
岐阜県3 岐阜市3
岐阜市伊奈波通3丁目11
058-264-2394

店長さんも有名な、児童書専門店・「おおきな木」へ行ってきた。

あぁ、なんかもうね、あまりに素敵なほんやさんで、まいった。

これが、ほんやさんだよ。
うん。

d0073690_2130344.jpg店に置く本は誰に読んでもらいたくて、
どういう人にお店に来てもらいたのか。
お店を開く前には、誰もが必ず考えているはずなのに、どうしていつの間にかそれが見えなくなってしまうのだろうか。

扉を開けると、すぐにおおきな木ワールドに包み込まれる。程よい照明と、なんだろう・・・?なんだかすごく自然ないい香りがする。BGMも非常に心地いいバランス。

不思議なのは、おおきな木に置いてある本は、もちろんボクの書店の児童書コーナーにも置いてあるものばかりなのに、ここに置いてあると違って見える。1冊1冊が静かに主張していて、手に取りたくなるのだ。なんだこれは??

d0073690_21465996.jpg大人のボクがこれほどワクワクするのだから、子供にとっては、ここは本の遊園地だろう。

ここで本を買って読んで育った子供たちは、幸せだ。

本屋において、書店員としてできること。
それはそこに訪れた人にとって、財産となるような本を1冊でも提供できることだと思う。
ちょっとうまく言えてないが、だいたいそんなところだ。
財産となるような本を見つけた書店を、その本を大切にする気持ちの片隅で、少しでも覚えていてもらえたら、ボクは嬉しい。そんな書店でありたいと思う。

d0073690_21574285.jpg最近の書店はあまりにも雑すぎる。
でたらめな本の配置に、でたらめな本の扱い。
売上売上で本質を見失っている。
商売だから、売上が大切なのは当然だ。
理想だけでやっていけるほど甘くはない。

しかし理想・理念を持たない、失った書店は
いったいどこに向かうのか?
そんなことを考えた。

足元を確かめなければ。


おおきな木
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by pilotfish73 | 2006-07-26 21:22 | 本屋回遊記

宮脇書店 岐阜加納店

d0073690_081251.jpg日本最大の書店チェーンへ寄った。

#11 宮脇書店 岐阜加納店 岐阜県2 岐阜市2
岐阜市加納 本石町1丁目2
058-271-3451

日本最大のチェーン書店、宮脇書店がボクの住む街、浜松にはないので、この機会にどんなものか見てみようと思い、カルコス本店を見た後に立ち寄った。

カルコスの後に立ち寄ったからか、お店の中はキレイに感じたが、お客さんの入りは、カルコスの10分の1も無かった。とにかく、語ることが見つからない、まったく主張の無い書店だった。これぞまさに金太郎飴書店!という感じ。入店してみると、店内は意外と広く、250坪程度あるように思える。

入口は、ペタペタのハリーポッター。(今頃??)ボリューム感ゼロ。飾りつけゼロ。
棚もさぁーっと見たが、取次が送ってくるものをそのまま棚に出してるだけだとこういう書店が出来上がるのか・・・と思った。

天井からは、出版社が送ってくるコミックの販促物が中途半端にいくつかぶら下がっており、しかもいくつかが古い。店内一番奥のイベントスペースのライトは、5個中3個切れていてライトアップされるべき書籍が暗い。日曜日の午後というのに、お客さんが2~3人しかおらず、レジにはスタッフが2人。しかもずーっとおしゃべり。

見るものが何も無い為、15分ほどで退散。
さよぅならぁ・・・。

宮脇書店岐阜加納店
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by pilotfish73 | 2006-07-26 00:28 | 本屋回遊記

カルコス

d0073690_19122710.jpg今頃やってきたGW休み3連休を利用して、岐阜は飛騨・高山へ飛騨牛を食しに行ってきた。せっかくなので、道中岐阜市街で以前から見たかった書店に立ち寄った。

#10 カルコス 岐阜本店 岐阜県1 岐阜市1
岐阜市菅生8丁目7−21
058-294-7500

以前よりカルコスのHPを見たり、ボクの会社のお偉いさんや同僚から「カルコスはいいぞぉ」と聞いていたので、大きな期待を持って見に行った。

HPを見る限りでは、かなりトータルデザインされた書店だと勝手に思っていたので、まずは外観を見て???????????????????。
本当に「?」が100個くらいつきそうなくらい驚いた。。。う~ん、何かイメージがxxx。不安になってきたけど、とりあえず中身を見てみないと。

入店して気が付いたのは、最近の書店と比較すると全体的に照明が暗めであること。
そして、HPでも特徴として挙げていたBGMにも注目してみる。

うん、有線じゃない。
選曲も悪くない。
でも聞こえない。
ちょーどよくない。
ベストなのは、大き過ぎず小さ過ぎずだと思うが、小さすぎる。

さて、次は棚に注目。
う~んxxx。
本がかわいそう。
新書なんて棚にギュウギュウ詰め。
1冊抜こうとしたら棚の本全部が動いたので、そっと戻した。

ノンフィクションの棚や、歴史の棚もそれぞれの本が一応そのジャンルに収まってはいるのだけど、並びに関連性がない。棚メンテというレベルではなかった。

2Fのコミックコーナーに行って、更に驚き。
この規模の書店で、コミックにビニールパック(シュリンク)をかけておらず、全て手作業でビニールテープを本の中央部にのみかける手法だった。しかもそのビニールテープをとめるセロテープがはみ出て、本のカバーにセロテープがくっついしまっているものがたくさんあった。
これ気にする人はかなり気にするだろうなぁ・・・。

良かったのは、料理本のコーナー。
ここは、アイテムが充実していて、選択誌がたくさんあった。品揃えもバランスよく、とにかくそのボリューム感にここだったら、何か見つかるなぁという期待感が持てた。

いやぁ、しかしHPでここの社長さんの会社理念や、書店への思い、店舗へのこだわりなどを読んで、共感していたので、正直言って、実際の店舗を自分で見てそのギャップに落胆してしまった。

お客さんが多かったので、地域では評価を得ているのかな。。。
う~ん、残念。

カルコス岐阜本店
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by pilotfish73 | 2006-07-26 00:06 | 本屋回遊記

ローカルヒーロー大図鑑

d0073690_2112818.jpg#2 ローカルヒーロー大図鑑    水曜社

ボクは小説の仕掛けはもちろん大好きだが、
こういったサブカルというか、要するに馬鹿げた
本もとても好きなのだ。

「世界は守れないが、地元は守る!」
を合言葉に、地元限定のヒーローが満載。

あまりに馬鹿げた名前やコスチュームに
ずーっと見ていてもあきません。
くすくすと笑ってしまいます。
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by pilotfish73 | 2006-07-11 21:26 | 仕掛けどうでしょう。

イケヤ文楽館磐田東店

d0073690_22324037.jpg江崎書店へ行ってあと、近所にイケヤもあることを発見したのでついでに訪問。

#9 イケヤ文楽館磐田東店 静岡県8 磐田市2
磐田市富士見台8−23
0538-33-7600

独自路線書店のイケヤの磐田東店に行ってきた。イケヤの店舗はどこもイケヤ色満載だ。とにかくコミック、ティーンズ文庫、ゲーム、趣味誌が強い。

固定客が多く付くから売れる。売れるから商品の入荷数が多い。入荷数が多いからお客さんも「あの店にならきっとある」という期待と信頼を持ってリピーターとなる。新潮、講談、文春、集英などの大手出版社の文庫とティーンズ文庫の量が同じくらいなのである。

新刊もかなり充実して入荷している。これは書店業界の人ならわかると思うのだが、このティーンズ文庫の新刊というのが非常に曲者。角川あたりの新刊は本当に入荷冊数が渋いxxx。
しかし、イケヤには十分に入荷していた。
イケヤの本店の高林店になると、このティーンズ文庫の新刊入荷数は信じられない量なのである。これは、それだけ売る力があるからなのであろう。。。

ただ、イケヤはそのような特性のあるお店なので、年配のお客さんがほとんどいない。書店でこれほど客層の幅が狭いのも結構珍しいだろう。これは良い悪いではなく、お店の色として何を選択するか、だと思う。それすらチョイスすることができない書店がほとんどの今、こうして選択し、しっかりと独自の色を出していることはボクはすごく評価できることだと思う。

ただ、やはり同じイケヤの高林店に比べるとこの磐田東店は見劣りするところがあった。
また近いうちに本店のイケヤ文楽館高林店へも行ってきます。

イケヤ文楽館磐田東店
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by pilotfish73 | 2006-07-10 22:57 | 本屋回遊記

江崎書店磐田店

d0073690_21581261.jpg本日は、奥さんと一緒に磐田の又一庵本店へ和菓子を買いに行ってきたついでに、磐田にある書店を2店舗訪問してきた。

#8 江崎書店磐田店 静岡県7 磐田市1
磐田市今之浦3丁目12−12
0538-32-2210

あの江崎書店の磐田店に行ってきた。期待値が高すぎたからか、正直がっかりとしてしまった。
とにかく、売場が乱れていた。本が日に焼けていて、ぼろぼろになっていて、カバーが破れていて。。。入口にあった円柱タイプの変わった什器はよいなぁと思ったがそれ以外に本当に見るべき所が見つけられなかった。期待の児童書売場も同様。商品がボロボロ。。。

近所にあったブックオフのほうが売場も商品もきれいだった。

近いうちに静岡本店を見に行ってこよう。


江崎書店磐田店
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by pilotfish73 | 2006-07-10 22:31 | 本屋回遊記

ブックハウス浜北

d0073690_2159536.jpg本日は森町のパン屋さん、サクラ堂へ行ってきた帰りに、浜北のブックハウスへ寄ってみた。

#7 ブックハウス浜北 静岡県6 浜松市4
浜松市貴布祢265−8
053-586-1252

駐車場は、店舗の裏を合わせておよそ40台程度で
100坪弱と思われる店内は外から見るより狭い印象。

実はこの書店、ボクが生まれ育った街の書店である。中学生の頃は、よく利用していた。たぶんオープンから20年近く経っていると思う。それにしては結構きれい。

入口のメインイベント台では、夏の文庫集英社と新潮社を展開中。そしてその後ろに、なぜか写真集(グラビア)。なんだか場所がなくてとりあえずここに置いたら、そのままになってしまった感あり。雑誌コーナーは意外と狭く、棚は重ね陳列だらけなのだが、これがよく整頓されてあり、面陳列の部分は結構見やすい。ただ、ムックなどを差している面陳の下の棚が、商品が多すぎて、ちょっと見難い。そして、平台に商品が立てておいてあり、なんだかブックオフみたいで新刊書店にその置き方は似合わないなぁ、と思ってしまった。

驚きは、文芸雑誌のコーナーにボクも定期購読している「本の雑誌」が置いてあったこと。たぶんこれ買い切りじゃないのかな???(買い切りではないですね・・・、すみませんガセ情報でした)店長?担当者さんのこだわりを感じて思わずニヤリとしてしまった。
この規模の書店に、「本の雑誌」が店売り用として置いてあったことで、期待が増す。


文芸書コーナーを見ると、常備している小説のセンスがよい。
売れ筋と、あまり売れないけど本当によい作家の本がきっちりと
置かれており、一冊一冊へのこだわりを強く感じた。。。

そして小説コーナーの裏にあるノンフィクションの棚をみて、更にニヤリ。。
いい本が揃っている。
これは書店員ならすぐにわかるのだが、取次からの配本任せの書店(金太郎飴書店)の棚は、どこも品揃えが一緒で、見ていても食いつくものが無く面白味もない。
しかし、こだわりを持った書店員が作る棚は一目見てすぐにわかる。

どんなに小さな書店でもそれは如実に出るのである。そして、このブックハウス浜北は、それこそノンフィクションの棚は2段しかないから置ける本はせいぜい70冊前後。それでもしっかりと1冊ごとに担当者が選んだ本が並んでいる。このクラス(規模)の書店では、取次配本では入ってこない本がずらりと並んでいるのである。新潮社のノンフィクションの本には、本当に面白い本が多いのだが、このクラスの書店には、通常入荷しない。1冊も。

しかし、ブックハウスにはしっかりと並んでいるのである。

取次の週報や、インターネットで新刊情報をしっかりと集めて、ピックアップし、出版社にたかが1冊のために電話かFAXで注文をし、やっと入荷した本を、関連付けてならべているのである。
う~ん、こだわりを持った書店員が作った棚は本当によい。一見店舗の全体の印象(きれい、大きいなど)で書店の良し悪しを判断しがちだが、やっぱり書店は棚である。とボクは思う。

ブックハウス浜北は、それこそはっきり言って小さいし、クリンリネスから言えばよくない。
でも棚がよい。少ないながらも見ごたえがあり、こだわりがあり、本への情熱を感じられる。
こういった書店は同じ書店員として敵とは言え応援したくなる。

自分が生まれ育った街の書店が、20年経った今もこうして輝きを持っているというのは嬉しいものだ。。。

ボクも負けないように更に追求を忘れない。

ブックハウス浜北
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by pilotfish73 | 2006-07-03 19:05 | 本屋回遊記