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谷島屋書店 呉服町本店

d0073690_21564136.jpgさよなら戸田書店静岡本店ツアーの3店舗目です。途中で奥様が行きたがっていたパン屋さんに寄ったりしていたので遅くなってしまい、お店のよい写真が撮ることが出来ませんでした。写真は良くないですが、お店はとても良かったので、ボクとしては満足・満足。

#45 谷島屋書店 呉服町本店
静岡県23 静岡市3
静岡市葵区呉服町2丁目5−5
054-254-1301

ボクの中での良い書店の定義の一つに、「変化・進化のある書店」がある。そして4年ぶりの谷島屋呉服町本店は、正に変化・進化のある書店であった。いやぁ~、ここの1階はかなりいい。同じ書店員として悔しさを覚え、素直にかっこいいーって思った。商材のチョイス、見せ方のセンス、雑誌陳列のセンス・・・。硬いイメージの谷島屋書店の王道を行ったストレートさがまたよかったのだ。

谷島屋書店呉服町本店は建物がちょっと変わっていて、おそらく2つのビルをつなげて?1店舗の書店としているのか、真ん中に壁を隔てて1階正面左手フロアが雑誌、右手フロアが新刊と文芸書と文庫にわかれている。おそらく4年の間に改装したのだと思うが、レジカウンターと床がシックなダークブラウンの木目調にまとまっていて、以前の古い感じはない。

雑誌売場はフロアを隔てている壁面にバックナンバーがあり、面陳で同じ雑誌を3面出しなどして目を引く仕掛けになっている。Penやサライなどチョイスもよく、あ~あこの特集の時気になっていたんだよなーなどと思いながら思わずじっくりと見てしまった。。。入口正面は雑誌のみの平台で、1アイテムあたりの冊数も非常に多く、あー雑誌が良く売れるお店なんだな・・・と感じた。奥へ行きそれぞれのジャンルの棚も見てまわるが、よくまとまっていて鱗陳列も少なく手に取りやすく戻しやすいとても見やすい売場であった。平台の1アイテムあたりの商品量も多くボリューム感があり、多少多目に見える在庫量もそれだけ売れているという活気の一種に見える。

雑誌フロアから隣の新刊・文芸書売場へ移動する。
雑誌売場の真裏にあたる壁面のイベントコーナーでは、一面で団塊フェアを開催。文芸書コーナーの一等地としてはかなり硬派なイベントで、正直お~渋い!カッコイイねぇ・・・、と思ってしまった。ボクだったら絶対に安易にメディア化本のコーナーにしちゃうのだろうな。でも本好きに取ってはこういう時事性はあるが、あまり他の書店の売場の一等地では行っていないようなこんな硬派なフェアに惹かれるだろうな。実際ボクもかなりこのコーナーで時間を費やしたし・・・。こんな飛ぶようにうれるわけではないフェアを一等地でやれる老舗のプライドと自信がにくいね。

それ以外にも新刊台も面陳列を多用しており、しっかりといい本が十分な量入荷する強みを随所に感じた。

う~ん、谷島屋書店呉服町本店。同じ谷島屋書店でも浜松のお店より一枚も二枚も上手な気がした。こんな書店が近くにあったらかなり頻繁に立ち寄るね。本好きは。

さぁ、やばいぞ。
気が付かない間に金太郎飴書店に足を突っ込んでいるのか?
やることは腐るほどある。見直せ!自分のところ。
と思わずにはいられなかった。

谷島屋書店呉服町本店
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by pilotfish73 | 2007-02-13 23:35 | 本屋回遊記

丸善 新静岡センター店

d0073690_2172788.jpg静岡小旅行一時さよなら戸田書店静岡本店ツアーの2店舗目は、丸善新静岡センター店です。福岡での丸善のイメージがボクの期待とは少し違ったので、今回は心を無にして先入観を持たずに見に行ってみた。

#44 丸善 新静岡センター店
静岡県22 静岡市2
静岡市葵区鷹匠1丁目1−1新静岡センター 4F
054-255-1851

お~っ!すごい人。

平日に訪れた為と、一時閉店を数日後に控えているとあってか戸田書店静岡本店が結構お客さんが少なかったのに比べて、丸善新静岡センター店はお客さんで売場が混雑。平日とは思えない混みよう。雑誌コーナーなどは立ち読みのお客さん一杯で、「すみません、すみません」なんていいながらじゃないと歩けない。

まず、このお客さんの多さに驚いたが、売場を見始めてこのお客さんの多さに納得。
老舗丸善の少し硬いイメージ(ボク個人の勝手なものです・・・)とは裏腹に、かなりエンターテイメント性の強い売場。いたるところで仕掛け販売を展開しており、商品のボリュームも十分。コレだけしっかりとボリューム一杯に積んで、大きなPOPもつけて、コメントもつけて展開していると、さすがに自分のお店にも置いてあってどんな本かも知っているにも関わらず手にとってしまうから不思議。
まだまだ自店の商品展開には改良の余地があるなー、と売場を見ながらじっくりと腕組みなんかして考えてしまった。明らかに書店内では変な行動。。。本を手に取ることなく、じっと腕組みして1アイテムしかない仕掛け販売の平台の前で眉間にしわ寄せているんだもんね。。。

そんな仕掛け商材の展開の仕方に、ふむふむとうなずきながら通常の平台を見てみる。こちらも商品の関連性をしっかりと考えた陳列でボリュームも十分。しかも本の積み方もしっかりと数冊単位で天地を逆にしており、見やすく本が大事に綺麗に積まれている。こういった所に老舗の姿勢が出ていますね。最近の書店は結構本を雑に扱っているところが多くて、本屋巡りをしていてちょっと寂しく思います。だからこんなにお客さんが多くて、忙しいであろう売場が丁寧に整理整頓されていると、同じ書店人として嬉しく思ってしまいます。

あと、大きな書店を見るとどうしても思わずにはいられないのが取次の配本システムの不条理。なぜうちのお店に新刊でたったの2冊しか入荷がなく、即日完売した本が丸善や戸田書店本店には山積みになっているのか?そこに意味はあるのかな。本はどれだけいい本でも読みたいお客さんの手に渡らなければ意味がない。ここに積まれている12冊の本は今日中に売れるのか?3日前の店頭発売で当日にボクのお店では無くなったこの本は、この本が欲しいと言ってわざわざウチのお店に来店してくださった、お客様の手にまだ渡っていないこの本は、本当にここにこんなに必要なのか?

じーっとその本を恨めしそうに眺めているボクの視線の先には、取次の不条理配本システムがあることをここの書店員さんは知るはずもなく、ただただ怪しいお客として映っただろうなぁ。。。

いやぁ、とにかく丸善新静岡センター店は活気と面白味のある本屋さんでした。
ここはまた季節が変わったら、それぞれのフェアがどう変化したか見に来たい本屋さんです。

丸善新静岡センター店
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by pilotfish73 | 2007-02-03 03:11 | 本屋回遊記