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ザ・リブレット千種店

d0073690_395276.jpgさてさて、こんな本屋回遊記を見ていただいているみなさまからの、とてもありがたいお言葉に心から元気付けられたからすやまは、久しぶりに行って参りました。本日は文具の見本市で愛知県は吹上ホールへ行った帰りに、毎月行なっている勉強会メンバーの後輩君と2人でイオン千種ショッピングセンター内のザ・リブレット千種店へ行ってきました。

#75 ザ・リブレット千種店
愛知県7
愛知県名古屋市千種区千種2丁目16-13
052-745-8882

午後3時ごろにやっと文具見本市を終え、後輩君に「ボク近くにあるイオンの中のリブレットっていう本屋さん寄っていくよ」と一声掛けると、「僕も一緒にいいっすか」と後輩君も一緒に行くと言うので、んじゃ二人で行くかということになり、炎天下の中をイオンへ向かった。この日は猛暑。そして、文具の見本市ではもちろん立ちっぱなし歩きっぱなし。すでにボクタチは疲れていたのだ。確かにこんな炎天下でなければ吹上ホールからイオンまでは苦にならない距離。でもこの日のボクタチには苦になる、嫌になる、帰りたくなる、そんな暑さと微妙な距離だ。それでも、普段見ることが出来ない本屋さんを見るためと思えば、若干脱水症状ぎみになろうと歩くのだ。。。

d0073690_3104562.jpg汗だくになってやっとイオンへ到着。
涼しくて生き返る。ふぅ~、っと一息ついて2Fへ上がり、リブレットを目指す。
遠目に見てなんだかお洒落な感じに少し期待感が増す。おぉ、なんだかガラス張りの壁がうねうねしてるよ!なんかお洒落じゃないの!と若干歩調も速くなり、到着。
早速中へ。

写真でもわかるようにとにかく人が多い。人の多さと、本のボリューム感、什器の具合で店内は活気がある。う~ん、いいなぁ。さぁて、活気があるのは大いにわかったけど、置いてある本はどんな按配ですか、と入口付近から順番に見ていく。
おぉ、いきなりボクの大好きな翻訳家、柴田元幸のフェアじゃないですか。もちろんcoyoteの特集も買いましたよー。それが30冊くらいど~んと積んであるじゃないですか。そのまわりにポールオースターを中心に、ずらーっと翻訳した本が並んでいる。これはおそらくこの本屋さんの一等地じゃないのかなぁ。ここでこんなフェアをやっているお店が面白くないわけなない!と自分本位に決定。

柴田元幸コーナーに向かって「おぅおぅ、いいねぇ」などとひとり言をいいながら他の棚も見てみる。入口付近は何気に面白いコーナーが多い。写真集コーナーでは「じいちゃんさま」が刊行されたばかりの、ボクも大好きなうめかよ「うめめ」も平積み、そしてSAVVYLmagazineアルネのバックナンバーが展開されていて見ごたえがある。ブルータスのバンクナンバーはしっかりと特集ごとにそれぞれのジャンル棚で展開されていて、あっここにもブルータス、ここにもブルータスとまるで書籍のような見せ方。

店内奥にも足を運ぶとよくわかるが、リブレットは全体的にサブカルチャーに強い印象。ワンダーJAPAN系の平積み率が高い!!酷道をゆくとか・・・。

d0073690_235367.jpg今度は店内中央の雑誌棚を見てみる。リブレットの雑誌棚は特徴的だ。ちょっと写真だと見えにくいかもしれませんが、これはエレクターのようなものにアクリルの什器をのせて雑誌棚としているのだ。なかなか斬新なアイディアだが、賛否両論ありそうだ。店舗全体像からすると店舗中央に位置する雑誌棚がシルバーで、しかもエレクタータイプなので圧迫感がなくよきアクセントになりそうだが、なんとなく安定感に欠ける気がして、雑誌を見る際は什器全体が若干揺れるので不安になってしまったxxx。でもこのリブレットの中では、違和感無かったけどね。。。

もっともっとゆっくり見て回りたかったのだけど、とにかく暑さにやられてへとへとだったので、本日はここまで。久々の本屋さん巡りと、なかなか見ごたえがあったのとで2時間弱でしたが、満足満足。結局リブレットでは前からほしかった「日本でいちばん小さな出版社」と「社会学の名著30」の2冊をゲット。。。

いやぁ、やっぱり本屋さん巡りっておもしろい!!

ザ・リブレット千種店
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by pilotfish73 | 2008-07-26 04:02 | 本屋回遊記

将棋の子

d0073690_135599.jpgなんと、気が付いたら実に4ヶ月もの間、ボクは迷走、いや、失踪していたのだ。。。書店人として迷いに迷って、彷徨って、もう出口なんて無いのではないか・・・、そう思っていた。公私に渡る環境の変化、書店にいて益々直接的書店業から離れてしまう業務、そして、ボクのこの本屋回遊記への想い。なんか勝手に一人で大変でした。。。でもとにかく、この本屋回遊記は自分のために始めたこと。そして、どうしようもなく本が好きで、本屋が好き。だからごちゃごちゃ考えずに続けるのだ。うん。

今回、4ヶ月ぶりに本屋回遊記を進めよう!と決心するにあたって、新しい人との出会い、そして再会があった。浜松のほかの書店の方々と知り合い、「う~ん、浜松の書店人もすげぇぞ!」と刺激を受けたり、20数年来の友人であり、カレーのレシピ本など多数出版している東京カリ~番長の仁輔が突然ボクの店にやって来て、この本屋回遊記の話をしたら「それは続けるべきだよ」と言ったり。なんかよくわからないけど、これはタイミング的に再スタートするべきだな、と思ったのだ。

さてさて、前置きが長くなりましたが、今までに溜め込んでいるものを自分のペースで更新して行こうと思っています。

#15 将棋の子
講談社 大崎善生

さて、本屋回遊記復活祭?ではあえてこの「将棋の子」の仕掛けどうでしょぅ、を最初にあげたい。それはこの将棋の子の内容が、ごちゃごちゃ悩んでいる自分を励ましてくれるからだ。

ボクは、この作家・大崎善生の本を実に1000冊ほど販売した。
パイロットフィッシュで600冊、アジアンタムブルーで300冊、そしてこの将棋の子で100冊。
ちょっとした大崎善生伝道師なのだ。というのも、今までの短い人生で、どん底に落ちた時、大きく挫折した時、大切な人を見つけた時、全てのタイミングで大崎善生の本に出会っている。
だから、ボクにとっては大切な大切な作家なのだ。

中でも、この「将棋の子」は我が家の奥さまも大事にしている本。
将棋のルールも知らない奥さまは、ボクが薦めた数百冊の本の中で、今でも一番好きな本は「将棋の子」と迷わず答えるのだ。

↑実はこれそのまま手書きのPOPにしました。。。

本当に素敵な本なのです。
今までに一度でも本気で何かを目指したことがある人、もしくは今目指している人、そしてその過程で挫折を味わった人には、是非手にとってもらいたい本です。
地味な本だけど、地味にゆっくり売れ続けて、今後も売り続けて行きたい。

再スタートした本屋回遊記、ゆっくりですが今後ともどうぞよろしく。
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by pilotfish73 | 2008-07-14 03:27 | 仕掛けどうでしょう。