知人の結婚式で久しぶりの東京。前日、18:30過ぎに結婚式終了。おぅ、予想より30分以上遅いxxx。焦りながらも、向かった先は本屋回遊記#50で訪れた
J STYLE BOOKS。外苑前の駅から走って何とか8時15分前にギリギリ到着。ふぅ。そこで、久しぶりに店主大久保さんにお会いし、色々と業界のお話や書店の在り方など意見を交わした。久しぶりに見たJ STYLE BOOKSだが、相変わらず素敵なお店だ。いやぁ、間に合って本当によかった。。。
ところで、今回は事前の予定とは違う
八重洲ブックセンター本店へ行ってきた。
#73 八重洲ブックセンター本店
東京14
東京都中央区八重洲2-5-1
03-3281-1811
そう、本当は八重洲ブックセンター本店へ行く予定ではなかった。。。
前日は半蔵門のホテルに一泊し、翌日は東京に住んでいた頃通っていた本屋さん巡りの予定だったのだが・・・・。アンビリーバボゥ。朝起きて、外を見たらこれだxxx。
雪。雪。吹雪。ふ・ぶ・きっ!
出歩くのは無理。
あ~、もう何でこうなるかなぁxx。
というわけで、急遽予定を変更。
帰りの新幹線のことも考慮して行き先を八重洲ブックセンター本店へ。
ここも東京に住んでいた頃によく訪れた書店だ。
吹雪の中、いざ八重洲ブックセンター本店へ。
書店員になってから初めての八重洲ブックセンター本店。
いやぁ、懐かしいなぁ・・・。
良く利用していた頃、訪れるといつも2時間くらい滞在していた1階からスタート。
なんだか、当時の印象よりも凄く狭い気がする。当時はなんて大きな書店なのだ!と思っていたが、久しぶりだと意外に通路も狭く、総合的には大きな書店だが、各階ごとはそんなに広くないのだなと感じた。まぁ、それでも品揃えは地方書店と比較すると歴然の差だ。
入口では、この本屋回遊記もブログ(
私的なことがらを記録しよう!!12・30)でご紹介いただいた(ありがとうございました!)、今や時の人となりつつある、勝間さんコーナー。勝間さんの本は当店でもとてもよく売れます!!
中に入ると、中二階の喫茶店直下にあたる壁面平台で大きな江戸フェア!
江戸の本をコレでもかっ、というほど集めてフェアを行っている。いやぁ、地元の本が東京って商材選定に困らなくていいなぁ・・・。あっ、反対に多すぎて困るのか?
浜松は、地元フェアやりたくてもあまりないんだよなぁxxx。
小説コーナーは昔と変わらずしっかり、ミステリー・現代作家・時代小説・海外作家とわかれていて、品揃えもなかなか。昔から思っていたのだが、ここの時代小説の棚は司馬遼太郎の関ヶ原なんかが普通にハードカバーであって不思議。今でも売れるってことなのかなぁ。
今は静かに警察小説と時代小説がブームだけど、八重洲ブックセンター本店の時代小説コーナーはなかなか見ごたえがありました。山本一力のコーナーなんかは、文庫も一緒に置いてあり、あっ、丁寧な棚だなと思った。
結局1階だけで2時間弱。
ここで一旦中二階の喫茶店で休憩。。。
奥様とその後の計画をたてる。
ボクは、2F(ビジネス)・4F(人文社会・歴史)・5F(文庫新書)だけを集中的に見ることにし、奥さまは1F(実用、趣味など)から4F、5Fへ移動するとのこと。
早速2Fのビジネスを見るも、期待するほど面白味は見つからない。
う~ん、量は十分なのになぜか面白いと感じられない。なぜだ?
気を取り直して4Fへと進む。
ここは、単品で面白い本をいくつか見つけることが出来たのだが、棚の構成としては疑問。
目がうまく流れない。同じカテゴリと思われる本が点在しておりうまく機能していない気がする。こんなに良い本を仕入れているのにもったいないなぁと思う。自分ならここの棚をどのように使うかシュミレーションしてみるが、あまりうまくまとまらない。結構使いにくそうなレイアウトだなぁと感じる。現場の書店員さんたちもそんな感じなのかな。。。
でも、面白そうな本をいくつか見つけたのでとりあえず購入し、5Fへ。
ここで奥さまと合流し、5F(文庫新書)へ。
いやぁ、文庫新書だけで1フロア使えるなんていいなぁ・・・。
でも、ぐるっと見て回ると・・・、いやぁ全体的に文庫側はキレイじゃないなぁxxx。残念。
ある出版社の本はほとんどが焼けていたり、痛んでいたりと状態が大変悪い。
イベント平台はほとんどが出版社企画のフェアで面白味もない。
あれ、八重洲ブックセンターの文庫売場昔好きだった気がしたのに・・・、記憶間違いか?
それでも、何点かしっかりと独自のPOPが付いていて面白そうな本を見つけたので購入。
結局アレコレ言っても、気が付けばあっという間に6時間。
久しぶりの八重洲ブックセンター本店で嬉しかったのと、自分の記憶との差にちょっとがっかりなのと複雑な感じでしたが、やっぱり昔素人の自分が通っていた書店を、プロの書店員となった今の自分が見るのは見え方が全然違って面白い。
次回こそは、東京かつて通った本屋さんを巡るツアーを決行するぞ。
あっ、そういえば前日宿泊したホテルから駅へ向かう道で、文藝春秋の本社前を通ったので思わずパチリ。
・・・と偶然を装っているが、本当はそこに文藝春秋本社があるのを知っていて、奥様に「文春の前通りたいからちょっと遠回りしたい!」とお願いしたのだ。
そんな文藝春秋様ですが、先日久しぶりに発注の注文TELをした際、あまりに横柄なその電話応対にがっかりした。日本を代表する大手出版社さんなんだから、しっかり!
って、なんのこっちゃ。